防火認定の木製サッシ
2022-12-28 17:00:01
木製サッシのアイランドプロファイルが防火認定を取得、持続可能な住環境へ寄与
木製サッシ業界に革命をもたらすアイランドプロファイルの防火認定
木製サッシの分野で新たな一歩を踏み出した株式会社アイランドプロファイルが、引込み窓「ヘーベシーベ」において防火設備認定を取得しました。これは業界初の快挙であり、防火性能だけでなく、美しいデザインと高い性能も兼ね備えた画期的な製品です。この認定によって、都市部の準防火地域においても大開口の窓の導入が可能になり、住環境の向上に寄与することが期待されています。
防火設備認定の意義
防災意識が高まる現代において、住宅の防火性能は重要な課題です。特に都市部では、隣接する建物との距離が近いことから、火災が発生した際の延焼リスクが高まります。そのため、特に「延焼のおそれのある部分」での防火設備の採用が求められています。アイランドプロファイルの「ヘーベシーベ」は、最大約3mまでの大きな開口を実現しつつ、業界初の防火認定を取得しました。これは、住居の安全性を確保しつつ、採光や通風の確保にも寄与する製品です。
脱炭素社会に向けた木製サッシの役割
木製サッシはその素材特性からも、環境意識の高まりとともに注目されています。アイランドプロファイルが採用している木材は、PEFC認証を受けた森林から伐採されたもののみで、持続可能な資源として評価されています。木材の熱伝導率はアルミの約1/1600であり、断熱性能が高いため、家計の燃料費を抑える効果が期待できます。また、木は天然の炭素貯蔵庫でもあり、製造時の二酸化炭素の排出量も少なく、廃棄時には金物と分別することが可能なため、環境への負荷を軽減します。
高機能性を追求したデザイン
「ヘーベシーベ」引込み窓は、重厚感のある木製でありながら、軽快でスムーズな操作性を実現しています。この窓の設計は、ドイツ語で引戸がスライドする機構を指す「ヘーベシーベ」に由来しており、軽やかな開閉が特徴です。従来の防火設備は、網入りガラスを使用することが一般的でしたが、現在の認定製品では「耐熱結晶化ガラス ファイアライト」を採用しています。このガラスは透明で視界を妨げないため、デザイン性も高まります。
今後の展望
アイランドプロファイルでは、防火設備認定を受けた窓のラインナップを今後も拡充する予定です。縦滑り窓や框戸、連窓といったさまざまな開閉方式についても試験を進めており、さらなる製品バリエーションが期待されています。これにより、住まいの選択肢を広げつつ、災害に対する安全性も向上させることができるでしょう。
株式会社アイランドプロファイルは、1989年に設立され、東京都品川区に本社を置き、長野県茅野市に工場を構える企業です。木製サッシの製造販売に加え、デンマークストーブの輸入にも力を入れており、持続可能な社会の実現を目指しています。今後も同社が提供する製品に注目が集まります。
会社情報
- 会社名
-
株式会社アイランドプロファイル
- 住所
- 品川区西五反田7-13-6SDI五反田ビル6F
- 電話番号
-
03-5740-6625