ニデックのCO2削減取り組み
2024-07-31 10:58:45

ニデックが導入した新しいCO2削減クラウドサービス「ASUENE」の全貌

ニデックが導入した新しいCO2削減クラウドサービス「ASUENE」の全貌



シェア世界No.1を誇る総合モーターメーカー、ニデック株式会社が、CO2排出量の見える化および削減に向けた取り組みとして、アスエネ株式会社のクラウドサービス「ASUENE」を導入しました。このサービスは、環境保全活動を効果的に支援するために開発されたもので、ニデックの環境戦略における重要な一歩です。

「ASUENE」導入の背景



ニデックは、「世界を動かす。未来を変える。」というビジョンの下、幅広い産業分野において使用されるモータの開発・製造を行っています。特に、自動車用のEPS(電動パワーステアリングシステム)においては、世界的に見てトップシェアを誇ります。ニデックでは、早くから環境保全活動に取り組んでおり、3年ごとに中期的な環境計画を策定し続けてきました。2021年には、中期戦略目標「Vision 2025」を設定し、ESG(環境・社会・ガバナンス)経営を強化する方針を打ち出しました。特に、全社のCO2排出量を正確に把握することが求められましたが、そのためには約40カ国でのデータ収集が必要でした。

従来は、他社のシステムやExcelでのデータ管理が行われていましたが、拠点数の増加を見越して、より効率的にデータを一元管理できるシステムを導入することが急務だったのです。そこで、ニデックは「ASUENE」への切り替えを決定しました。

「ASUENE」選定の理由



ニデックが「ASUENE」を選んだ理由は大きく分けて二つあります。まず第一に、「ASUENE」はCO2や廃棄物、さらには水に関する環境データを一元的に管理できる点です。活動データを入力することで、CO2排出量を視覚的にグラフとして表示でき、各事業所の担当者が自らの役割を理解しやすくなります。これにより、社内での環境意識の向上が期待できます。

第二に、40カ国200を超える拠点からのデータを効率的に収集し、開示することが可能なことです。多言語に対応しているため、本社での管理が容易となり、各地の担当者の権限も柔軟に管理できることが大きなメリットです。

今後の取り組み



ニデックは、「ASUENE」の機能を活用して、PDCA(計画・実行・評価・改善)サイクルを回しながら、具体的なCO2排出量削減の課題を見つけ出す予定です。また、ステークホルダーとの連携を強化し、サプライチェーン全体のCO2排出量を減少させることを目指すでしょう。2024年3月には、2050年度までにサプライチェーンを含めてネットゼロを目指すという長期目標を発表する計画です。

ニデックの業種における電力消費の多くはモータに由来しています。そのため、さらなる高効率なモータの開発や資源の効率的利用を進めることで、次世代の持続可能な社会に貢献できると考えています。ニデックは、製品を通じて気候変動対策に寄与し、持続可能で豊かな社会の実現を目指します。

「ASUENE」とは?



「ASUENE」は、CO2排出量の見える化を実現するためのクラウドサービスです。このツールは、温室効果ガスやCO2の排出量の算出・可視化、削減手法の提案を行うもので、サプライチェーンのCO2排出量に関しても詳細な報告が可能です。主な特長として、AIによるデータスキャン機能やISO14064-3に基づく妥当性検証があり、使いやすさと信頼性を兼ね備えています。

このように、ニデックとアスエネによる新しい取り組みが実現する環境改善の未来に期待が寄せられています。


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会社情報

会社名
アスエネ株式会社
住所
東京都港区虎ノ門1-10-5KDX虎ノ門一丁目ビル WeWork 4階
電話番号

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