全国で賛同が進む児童虐待防止「オレンジシンボル運動」

全国で広がる児童虐待防止運動

児童虐待問題に対して、強い意識を根付かせるための「にっぽんオレンジシンボル運動」が、全国各地で賛同を得て進行しています。この運動は、CHUCOgroupが主導し、日本各地のシンボルを児童虐待防止の象徴色であるオレンジ色にライトアップすることを目的としています。

ライトアップスポット

今年は、全国で1,061カ所（2024年11月22日現在）のスポットが賛同しており、名古屋の中部電力 MIRAI TOWERや大王埼灯台、太陽の塔といった様々なランドマークがオレンジ色に彩られました。特に岐阜県の信長公像には特製の189オレンジマントが装着され、多くの観光客の注目を集めています。

取り組みの背景と目的

この運動は、2018年の痛ましい虐待事件を受けて立ち上がりました。児童虐待防止のため、啓発活動に取り組む中で、地域みっちゃく生活情報誌を通じた情報発信が始まりました。その中で、今年から新たに始まった小学生向けの189番周知プロモーションは、特に家庭で情報が遮断されがちな子どもたちを対象としています。この活動では、虐待被害者となるかもしれない子どもたちに、自分自身を守る術を知ってもらうことも目的としています。