オンライン相談で支援
2020-09-25 09:02:44
オンライン相談で妊産婦と乳児の母親を支える新サービス
オンライン相談がもたらす新しい子育て支援の形
2021年3月まで無料の『妊娠・子育てオンライン相談』が登場しました。このサービスは妊産婦、乳児を持つ母親やその家族が抱えるさまざまな悩みを解決するために提供されています。子どもが健康に育つためには、まず親が元気であることが不可欠だという理念のもと、専門家によるサポートが必要とされています。
多くの母親が感じる孤独や不安は、子育ての過程でよく見られます。赤ちゃんがなかなか寝ない、または自分の身体の不調に気づかないといった悩みなど、様々な問題が生じることは珍しくありません。特に、妊娠中は出産をゴールと考えているため、出産後の生活に関する知識や支援が十分でないまま突然の育児に直面する母親が増えているのです。
2020年に佐賀県内のママに対して行われたアンケートでは、専門家に相談できていない母親が多数存在し、特に「自身の心や身体の不調についての相談」が求められていることが分かりました。産後においては、周囲の注目が赤ちゃんに集まりがちですが、実際には母親は助けを求めていることが多いのです。このような現実を受け、24時間いつでも相談できるサービスが求められる背景があります。
オンライン相談が注目を集める理由は、時間や場所にとらわれず、気軽に専門家に接することができる点です。特に、訪問形式のサポートは多くの母親には行き届いていないため、オンライン支援はそのギャップを埋める存在になり得るとうれしい意見が寄せられています。このオンラインプラットフォームでは、妊娠中から産後までの心配事に対応できるように、多様な専門家が揃って相談に応じてくれます。
このサービスでは、助産師や産後ケアに特化した専門家たちがアドバイザー役となり、各家庭のニーズに合わせたアドバイスを提供します。特に、ハイリスクな相談や複雑な問題に対しても対応可能な体制を整備し、安心して利用できるようにしています。顧客一人ひとりが抱える悩みに対してじっくり向き合える環境を整えることで、育児に対する重圧感を軽減し、母親の心の健康もサポートすることが目的です。
また、2021年3月までは、見てね基金の助成を受けて無料でサービスを実施しており、親たちはどの地域からでも利用できることが大変好評です。4月からは、全国の行政や企業との契約を経てサービスを継続予定だとのことですので、期待が寄せられています。
オンラインでの支援が成り立つ背景には、新型コロナウイルスの影響が深く関わっています。多くの人々がオンラインのサービスを利用するようになり、今やそれが日常になる時代が到来しています。しかし、依然としてオンラインを活用していない母親たちも多く、そういった方々に向けて、さらなる啓発が必要であると感じます。孤立した状況にある親たちが気軽に相談できる環境を整えることで、親子ともども笑顔で日々を過ごせる社会を目指しています。
このように、オンライン相談は単なる育児支援の枠を超え、母親たちの生活全体を見守り、サポートする重要な存在になっています。将来的にはさらに多くの専門家がオンラインでのサポートに参加し、子どもたちが安心して健やかに成長できる環境の構築を目指していくことでしょう。
会社情報
- 会社名
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一般社団法人ヘルスサポーターズイノベーション
- 住所
- 佐賀県佐賀市水ケ江2-11-1
- 電話番号
-
0952-60-2152