GYXUSが7億円の資金調達を実施
株式会社GYXUSは、株式会社商工組合中央金庫(以下、商工中金)のグリーンローンを利用したシンジケートローンによって、総額7億円の資金調達を行ったことを発表しました。この資金調達は、シンジケートローンの形式を採り、地域の金融機関との協力のもとで実現しました。
この取り組みは、全国的に石膏ボードの100%水平リサイクルを促進するための重要なステップとなります。GYXUSは、商工中金がアレンジャーとなり、北伊勢上野信用金庫と日本政策金融公庫が参加する形で資金調達を行いました。特に商工中金は、地域経済の発展に寄与している重要な金融機関であり、GYXUSの事業にとって理想的なパートナーといえるでしょう。
シンジケートローンの詳細
本シンジケートローンの組成は、商工中金がアレンジャーとなり、各金融機関が役割を担っています。具体的には、商工中金から3億円、北伊勢上野信用金庫から0.5億円、日本政策金融公庫から3.5億円が提供される形です。これにより、GYXUSは三重県いなべ市における水平リサイクル石膏ボード工場の設立資金を確保することが可能になります。契約締結日は2025年7月3日と設定されており、今後の展開が期待されます。
GYXUSの強みと評価
GYXUSは、業界でも注目される100%水平リサイクル石膏ボード製造技術「GYXUSCORETECH」を有しており、これを活かした事業展開を進めています。今回の融資審査では、現地訪問や経営者との対話を通して事業性評価がなされ、同社の持つ技術の実現性が高く評価されたと聞いています。さらに、複数の企業との技術展開に関するコンソーシアムも組成されており、その波及効果や信用力も審査において重要な要因となったと推測されます。
社会的価値の向上に向けて
GYXUSは、この資金調達を通じて、経済的価値を高めるだけでなく、社会的価値も向上させる意向を示しています。石膏ボードの地産地消型資源循環モデルを推進することにより、より持続可能な社会の実現を目指していきます。
グリーンローンとは
商工中金が提供する「グリーンローン」とは、環境改善効果のある事業や設備投資を注力する融資商品です。本ローンは透明性を確保するための評価が行われており、各国際原則に基づいて実施されています。GYXUSの今回の資金調達も、このグリーンファイナンスフレームワークに基づいており、その適合性が評価されています。
今後、GYXUSの動きに注目が集まる中、地域の環境問題解決にも寄与する企業として、一層の成長が期待されています。