合弁会社設立に向けた基本合意
2025年4月1日に、新たに設立予定の合弁会社「株式会社Hinode Technologies」に関する基本合意が、TIS株式会社とgC Labsの間で締結されました。この合弁会社は、ブロックチェーン技術に基づく新たなビジネスモデルの確立をめざし、両社の専門知識と顧客ネットワークを活かした事業を展開する予定です。
合弁会社の目的
今回の合弁会社設立は、ブロックチェーン技術の進化に伴う市場ニーズの高まりを受け、TISとgC Labsが分散型社会の実現に向けて協力することを目的としています。TISは、15,000社以上の取引先との関係を有し、重要なシステムの構築・運用において強力な技術力を誇ります。一方、gC Labsは、Web3領域におけるソフトウェア開発及び市場分析に関する高い知見を持っており、両社の連携によって新たな価値を創出することを目指します。
合弁会社の事業内容
設立される「Hinode Technologies」は、主に以下の2つの事業に取り組みます。
1.
ブロックチェーンのノード運営
この事業では、ブロックチェーンネットワークにおけるトランザクションの承認や管理を行います。ノード運営者として、安定かつセキュアな環境を提供し、報酬を得る仕組みを構築します。
2.
暗号資産の会計管理システム
上場企業が暗号資産を管理するために必要な会計システムを開発します。特に、企業のガバナンス投票に必要な情報管理やリスク対策に重点を置き、企業の複雑な会計処理をサポートします。
背景
近年、ブロックチェーン技術の普及が進む中、特にセキュリティの重要性が高まっています。ノード運営者は24時間体制での監視と運用が求められ、高度な専門知識が必要です。このニーズに応えるため、TISとgC Labsは準備を整え、新たな合弁会社を設立するに至りました。
企業の見通し
両社はこの合弁会社設立を通じて、国内トップシェアを目指すとともに、国際的にも競争力を強化していく方針です。合弁会社が成功を収めることで、国内のWeb3システムインフラ事業におけるリーダーシップを確立し、持続可能な経済活動を支援することを目指しています。
会社概要
株式会社Hinode Technologiesの設立予定日は2025年4月1日で、資本金は4.95億円となっています。出資比率はgC Labsが約65%、TISが約35%となる見込みです。これにより、両社の強みを最大限に活かした運営が期待されます。
まとめ
TIS株式会社とgC Labsの合弁による「Hinode Technologies」は、ブロックチェーン分野における大きな可能性を秘めています。今後の進展が非常に楽しみです。新たな社会インフラの構築を目指し、引き続き注目していきたいと思います。