龍角散、中国市場への本格進出を発表！華潤三九とパートナーシップを結成

龍角散、中国市場への本格進出を発表！

株式会社龍角散が、中国のOTC医薬品企業である華潤三九（カジュンサンキュウ）とのパートナーシップ締結を正式に発表しました。この戦略的提携により、龍角散は「龍角散ののどすっきり飴」や「龍角散ダイレクト」などの人気製品を中国市場で販売していく計画を進めています。

パートナーシップの目的と意義

このパートナーシップの目的は、中国市場での販売シーンとルートの構築を通じ、龍角散が持つ高品質の製品を多くの家庭に届けることです。特に華潤三九が目指すのは、5年以内に呼吸器関連製品の売り上げを80億元（約1,200億円）まで引き上げることであり、この協力がその目標達成に重要な役割を果たすと期待されています。

龍角散の中国市場戦略

長年にわたり、龍角散は日本国内でトップシェアを誇る製品を展開してきました。最近ではインバウンド需要の高まりを受けて、中国人観光客の間でも「日本に行ったら買わなければならない商品」として認知され、人気が急上昇しました。この背景を受け、株式会社龍角散は中国市場への本格進出を視野に入れ、華潤三九との提携を進めてきたのです。

生産能力とデジタルマーケティングの強化

株式会社龍角散は、すでに年間約6千万個の「龍角散ダイレクトスティック」を生産する能力を持っています。この生産能力に加え、デジタルマーケティング戦略を導入し、オンライン広告を活用した製品プロモーションを実施することで、中国全国の消費者にアプローチします。これにより、オフライン販売ルートも活性化し、一般家庭に商品を届ける取り組みが強化されます。