Green Carbon株式会社がバンコクで注目を集める
2025年8月4日から6日までタイ・バンコクで開催された「Techsauce Global Summit 2025」は、東南アジアにおける最大級のスタートアップ・テクノロジーイベントです。ここに出展したのが、ネイチャーベースのカーボンクレジットを扱う
Green Carbon株式会社です。本記事では、その出展内容とセッションのハイライトをお伝えします。
Techsauce Global Summit 2025 とは?
このイベントには15,000人以上の参加者が集まり、簡潔にはスタートアップ、テクノロジーリーダーたちが一堂に会する場です。サステナブルテック、DX(デジタルトランスフォーメーション)、フィンテック、ヘルステックなど、多岐にわたる業界の関係者が参加し、知識やアイデアを共有しました。
Green Carbonは東京都の海外展示会プログラムに選ばれ、Japan Pavilionに出展。ブース展示だけでなく、イベント内のピッチセッションにも登壇し、ASEAN諸国へのカーボンクレジットソリューションの普及に努めました。
Green Carbonの事業内容
Green Carbonは自然由来のプロジェクトを通じて、カーボンクレジットを創出・販売しています。具体的には、水稲メタン削減、バイオ炭、森林・マングローブ再生といった取り組みを推進。これにより、世界的に認められた認証制度(JCM、Premium TVER、Puro.earth、Verraなど)に対応するクレジットを提供しています。
ピッチセッションでの発表内容
登壇テーマは「Nature-Based Climate Solutions from Southeast Asia – Scalable, Investable, Verifiable」。ASEAN地域でのプロジェクト事例と、それを国際的に取引可能なカーボンクレジットに変換するプロセスについて紹介しました。特に焦点を当てた項目は以下の通りです:
- - Scope 3削減に向けた農業由来クレジットの開発モデル
- - 国際的なクレジット認証制度への適用可能性
- - 投資家と連携したPre-investment型ビジネスモデルの事例
- - 地域の農家や研究機関との強力なパートナーシップ
このプレゼンテーションは多くの参加者に響き、金融機関や製造業などから高い関心を寄せられました。
ハイライト:商談の実績
3日間にわたる会期中、Green Carbonは様々な業種のキープレイヤーと接触し、具体的な商談が展開されました。特に注目された内容には以下のような提案が含まれています:
- - Scope 3排出削減のためのクレジット購入の提案
- - 農業残渣を活用したバイオ炭の共同開発
- - 森林とマングローブ再生を組み合わせた共創プロジェクト
- - ESG投資を意識したクレジットファンド連携の検討
これらの商談は、今後の共同プロジェクトの実現に向けた重要な第一歩となるでしょう。
まとめ
Green Carbon株式会社の参加は、ASEAN地域での存在感を高めるとともに、自然由来のカーボンクレジットに関する意識を広めるきっかけとなりました。今後も持続可能な社会を実現するための活動を続けていくことでしょう。さらなる情報や今後のイベントについては、
Green Carbon 公式サイトをご覧ください。