ロート製薬とレイメイ、再生医療の実用化に向けた連携強化を発表

ロート製薬とレイメイの連携強化



ロート製薬株式会社が、再生医療分野における実用化を目指して大阪大学発のベンチャー企業、株式会社レイメイへ追加出資を行うことを発表しました。この出資は、両社のこれまでの連携をさらに深め、研究段階にとどまらず、将来的な事業化へとスムーズに移行することを目的としています。

進化する再生医療



再生医療は、病気やケガによって損なわれた身体機能を回復させるための革新的な医療分野です。現状、治療法が十分に確立されていない疾患に対して、新たな選択肢を提供できるため、その重要性は非常に高まっています。ロート製薬は「人と社会のWell-beingに貢献する」という理念のもと、さまざまなライフステージに寄り添った医療・ヘルスケアの実現を目指しています。具体的には、研究から製造、臨床に至るまで総合的に取り組んでおり、細胞の力を最大限に引き出すためのプロセス開発や製剤設計に注力しています。

具体的な連携内容



レイメイ社の技術は特に注目されています。同社は、iPS細胞を利用した研究成果を実用化することを目指しており、大阪大学の「SEAM法」に関する独占的実施権を持っています。この技術を用いて、高品質なヒトiPS細胞由来の角膜上皮細胞シートや角膜内皮細胞を安定的に供給することができるようになります。特に、臨床研究では安全性と有効性が確認されており、重要な試験結果は2024年11月8日に英国の科学誌「Lancet」に掲載予定です。

現在、角膜上皮幹細胞疲弊症に対する治療に向けた企業治験が進行中であり、製造販売承認の取得に向けた試みがなされています。テストの結果次第では、さらなる治療方法の選択肢が提供されることが期待されています。

国内市場に向けた展開



ロート製薬は、日本市場での角膜上皮細胞シートの製造および販売をレイメイ社と共同で進める方針です。細胞シートを他家で安定的に供給することで、角膜移植を必要としているが十分な治療を受けられない患者に対し、新たな治療法を提供することが目指されています。

今後の展望



ロート製薬は、今回の追加出資が2026年3月期の連結業績に与える影響は軽微であるとみており、今後具体的な取り組みが進む中で、必要に応じて情報を更新していく方針です。この取り組みが成功すれば、再生医療の普及とその効果は、病気や障害に悩む人々の生活を大きく改善する可能性を秘めています。両社の技術と資源を結集することにより、社会全体のヘルスケアに対する貢献が期待されます。

会社情報

会社名
ロート製薬株式会社
住所
大阪府大阪市生野区巽西1丁目8番1号
電話番号
06-6758-1231

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