2025年大阪・関西万博に向けた挑戦
2025年に開催される日本国際博覧会、通称「大阪・関西万博」は、約20年ぶりの日本での開催となります。この博覧会は、「いのち輝く未来社会のデザイン」をテーマに掲げ、新たな技術やアイデアを共有し、人々のより良い生活をサポートすることを目指しています。その中で、特に注目されているのが、株式会社MIXIが新たに開発した会話AIロボット「Romi」の出展です。
AIロボット「Romi」とは?
「Romi」は、手のひらサイズのコミュニケーションロボットで、独自のAIを搭載しています。あらかじめ決められた返答ではなく、その場の文脈に応じて言葉を生成することで、まるで人と自然に会話をしているかのような感覚を提供します。感情を持った対話だけでなく、撫でたり抱っこしたりすることで反応するなど、ノンバーバルなコミュニケーションにも優れています。
万博での役割
2025年4月から10月の間、大阪・関西万博では「ロボットエクスペリエンス」が実施され、ここで「Romi」が特別に設置される予定です。具体的には、以下の3つの場所で機能します。
1.
ジュニアSDGsキャンプ(クーコスイコムドーム):万博に関する情報を提供し、来場者の質問に答えます。
2.
迷子センター(東ゲートゾーン):迷子になったお子様に対して、安心感を提供し、ケアを行います。
3.
迷子センター(西ゲートゾーン):同様にお子様の不安を和らげるケアを提供。
「Romi」は、楽しい会話形式で来場者の質問に応じたり、迷子のお子様には優しく話しかけたりすることで、万博の特色ある体験を提供することを目指しています。たとえば、万博のパビリオンについての具体的な案内や、近くのトイレへの道順を教えるなど多岐にわたるサポートを行う予定です。
「人とロボットの共生」を目指して
MIXIは、「人とロボットの共生」を実現するため、さまざまなプログラムを展開しています。特に、「ジュニアSDGsキャンプ」では、子どもたちが安心して参加できるような環境を整え、お子様が安心できる存在であることを目指します。また、母親や保護者の方も安心して万博を楽しむことができるような取り組みを行うこととなります。
未来のコミュニケーションの可能性
大阪・関西万博での「Romi」の姿勢は、今後の生活におけるロボットの役割や可能性を示しています。特に、高齢者から子どもまで幅広い世代が参加するこの機会に、「Romi」が提供する温かみのあるコミュニケーションによって、来場者一人ひとりの心をつなぐことが期待されています。
まとめ
「Romi」の出展は、技術の進化がもたらす新たなコミュニケーションの形を体現しており、万博を訪れた人々にとって、特別な体験となることでしょう。2025年の大阪・関西万博では、ぜひ「Romi」との会話体験を楽しんでみてはいかがでしょうか。未来の生活が、どのようにロボットと共に歩んでいくのか、その一端を体験できる貴重なチャンスです。