文豪の人形たち
2024-09-10 17:12:29

人形師ホリ・ヒロシが贈る幻想的な世界「文豪の人形たち」展が開幕

人形師ホリ・ヒロシ展「文豪の人形たち」開催



2024年9月14日から2025年1月19日まで、神奈川県鎌倉市の北鎌倉古民家ミュージアムにて、人形作家・人形舞創始者のホリ・ヒロシによる展覧会「人形師ホリ・ヒロシ展〜文豪の人形たち〜」が開催されます。この展覧会では、作品制作48年の集大成として、100体以上の美しい人形が展示され、訪れる人々を幻想的な世界へと誘います。

この展示は、二期にわかれ、前期(9月14日〜11月4日)には源氏物語をはじめ、紫式部や三島由紀夫、江戸川乱歩などの文豪たちの作品に登場するキャラクターが披露されます。後期(11月8日〜1月19日)では、谷崎潤一郎や泉鏡花、瀬戸内寂聴の小説からの主人公たちが紹介され、各時代の情景とともに人形たちの魅力を楽しむことができます。

特別なイベントと魅力的な展示


特に注目すべきは、ホリのライフワークである源氏物語の人形たち。平安時代の美と貴族文化を表現したその衣装や独特な造形は、他の人形作家の作品とは一線を画します。また、この展覧会では等身大人形「夕顔」がホリ自身によって遣われ、舞われる特別イベントも開催予定です。この「人形舞とギャラリートーク」は、月毎に異なる演目で計12回の実施が予定されており、ホリの創作の真髄を直に感じることができる貴重な機会です。

ホリ・ヒロシは、小さい頃から人形作りに親しんできた背景があり、特に日本舞踊の名取であった祖母の影響から、人形創作に独自の感性を融合させています。10代で数々の賞を受賞し、以降も日本の伝統美を現代感覚で表現し続けています。1991年には、東京都民文化栄誉賞を最年少で受賞し、一人文楽「人形舞」という独自の舞台芸術を開発しました。

展示作品と本展の背景


今回の展覧会には、特別な展示も用意されており、奈良県の薬師寺に献納した玄奘三蔵と観世音菩薩の人形も展示されます。また、松本清張原作の「黒革の手帖」の舞台衣装を着付けた人形も新たにお披露目される予定です。

地元の古民家での展示


展示は、約100年以上の歴史を持つ北鎌倉古民家ミュージアム全館にて行われ、全ての展示品はホリの細やかな審美眼によりスタイリングされています。これにより、江戸裂の衣装や簪などの貴重な調度品と共に、人形たちが集う空間はまるで異世界のようです。

観る人に感動と興奮を与えるこの展覧会は、ホリ・ヒロシの人形容姿とその舞の表現の頂点を体験できる絶好の機会です。伝統と現代が融合したこの作品群をぜひご覧ください。

展覧会の基本情報


  • - 会場: 北鎌倉古民家ミュージアム
  • - 会期: 2024年9月14日〜2025年1月19日
  • - 休館日: 11月5日〜7日、12月31日〜1月1日
  • - 入場料: 600円

この展覧会に関する詳細や特別イベントの情報については、ホリ・ヒロシの公式サイトでご確認ください。


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会社情報

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