商船三井CVCが次世代太陽電池開発のスタートアップ「エネコートテクノロジーズ」に出資！港湾・物流分野での活用目指す

商船三井グループのCVCであるMOL PLUSは、次世代太陽電池の開発を行うスタートアップ企業「エネコートテクノロジーズ」に出資することを決定しました。エネコートは、京都大学化学研究所の若宮淳志教授らの研究成果をもとに、ペロブスカイト太陽電池の開発を行うスタートアップ企業です。

ペロブスカイト太陽電池は、従来の太陽電池と比べて、屋内のような低照度環境下でも高い発電効率を発揮するほか、柔軟性と軽量化も実現しています。そのため、既存の太陽光パネルが設置困難な建物壁面や支柱、耐荷重の弱い倉庫の屋根など、幅広い場所での発電が可能になると期待されています。

MOL PLUSは、ペロブスカイト太陽電池の普及により、屋内外問わずどこでも自由自在に発電可能な画期的なソリューションが実現すると考えています。今回の出資を通じて、商船三井グループの貨物船デッキや港湾施設の屋根・壁面への搭載など、港湾・物流・不動産分野での活用を検討していく方針です。

MOL PLUSは、今後もスタートアップ企業への出資や協業を通じて、革新的なアイデアやテクノロジーを商船三井グループのリソースと融合させ、海運業と社会に新しい価値を生み出す事業創出を目指していきます。