スマートスケープが新しいアニメーションツールを提供
2023年、製造業向けに特化したシステムインテグレーション事業を展開しているスマートスケープ株式会社が、新しいアニメーション作成ツール「Tetra4D 3D PDF Animate」を発表しました。この製品は、Adobe Acrobat®向けのプラグインとして提供され、誰でも簡単に3Dデータにアニメーションを追加できる機能を搭載しています。
Tetra4D 3D PDF Animateの特徴
「Tetra4D 3D PDF Animate」は、特に直感的に操作できる点が特長です。これまでの専門的な知識を必要とせず、使いやすさを重視した設計によって、さまざまな分野での利用が期待されています。このツールを使えば、PDFに組み込まれた3Dデータを簡単に組み立てたり分解したりするアニメーションを追加することが可能になります。
製品ラインアップ
スマートスケープが提供するTetra4D製品群には、「Tetra4D 3D PDF Compare」や「Tetra4D 3D PDF Publish」も含まれています。これらのツールは、以下のような機能を持っています:
- - Tetra4D 3D PDF Compare:2つの3Dデータ間での変更点を自動的に検出し、データの比較を簡素化します。
- - Tetra4D 3D PDF Publish:3D PDFに説明文やアニメーション再生ボタンなどの要素を追加することができるテンプレート作成ツールです。
これらの製品は、30種類以上のCADフォーマットを変換できるTetra4D社の「Tetra4D 3D PDF Converter」と組み合わせることで、よりシームレスなワークフローを実現します。
Tetra4D社の背景
米国シアトルに本社を置くTetra4D社は、設計や製造、技術文書、建築設計の分野において最高級の3D PDFドキュメント生成ソリューションを提供しています。彼らの製品を利用することで、組織の内外で3Dデータと関連情報を効果的に活用することが可能になります。また、Tetra4Dは、PDF、PDF/E、PRCの標準化活動を推進しており、アドビシステムズのゴールドレベルのソリューションパートナーとしても知られています。
スマートスケープの展望
2003年に設立されたスマートスケープは、主に自動車や産業機械業界においてCAD/PLM、CGを活用したアプリケーションの開発で実績を積んできました。特に国内の大手自動車メーカー向けのPLMシステムの継続的な開発に従事しており、その成長に貢献しています。新たに3D PDFの日本市場への進出を目指し、ポータブルPLM文書フォーマットとしての利用に力を入れています。
まとめ
スマートスケープが発表した「Tetra4D 3D PDF Animate」とその関連製品は、製造業界をはじめとしたさまざまな分野でのデジタルドキュメントの新しいスタンダードを築くものと期待されています。アニメーション追加の手軽さやデータ比較の簡易化など、業務効率を大幅に向上させるツールとして、多くの企業での利用が見込まれます。興味がある方は、ぜひ公式ウェブサイトをチェックしてください。
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