水上オートバイ「WaveRunner」40周年特別モデルの魅力とストーリー

水上オートバイ「WaveRunner」40周年特別モデル

株式会社GK京都が手掛けた水上オートバイ「WaveRunner（ウェーブランナー）」の発売40周年を祝う特別モデル、FXJAPANLIMITED。これは、WaveRunnerの長い歴史を称え、これまでの支持に感謝するためにデザインされた一艇です。この特別なモデルは、これからの未来への期待を込めた「日本限定」として、多くのファンに愛される新たな象徴となることを目指しています。

コンセプト “RED DNA”

GK京都は1989年からヤマハ発動機の水上オートバイのデザインに関わり続けてきました。今回は、WaveRunnerの初代モデルのデザインをオマージュし、“RED DNA”をコンセプトに取り組みました。特別モデルのカラーは、上質かつ品格のあるワインレッドを基調としていて、40年の進化を感じさせる洗練された印象を与えます。質感豊かでエレガントなフィニッシュは、WaveRunnerの歴史への敬意と未来への期待を反映しています。

さらに、このモデルには唯一無二のWaveRunner40thエンブレムが備わっており、過去のモデルからインスパイアされた書体が使われています。細部にこだわり、愛着を感じられる特別なロゴデザインが施されており、WaveRunnerの歴史を物語る重要な要素となっています。

加飾の可能性

FXJAPANLIMITEDは生産時の制約を超え、通常の量産モデルでは実現できない加飾手法が採用されています。ミリ単位で調整されたグラフィック形状や、3Dエンブレム、独自のシート縫製の糸色、さらにはボルト一つひとつにまで、特別感を引き立てるディテールが施されています。これにより、他にはない独自の品格を持つモデルが誕生しました。加飾の探求を通じて、記念モデルとしての存在感を極めていく姿勢が伺えます。

特別なモデルが体現するストーリー

この特別モデルの各所には、運転者と愛好者の心に響くようなストーリーが込められています。全体を覆うREDのイメージから、これまでの年代を反映したフロアマット、ハッチのグラフィックに至るまで、40年の歩みが繊細に表現されています。これにより、WaveRunnerの情緒的価値が高まるのです。ハッチの塗装やパーツの細部にわたる統一感は、レガシーを守ると同時に、進化する未来を描き出しています。

GK京都のビジョン

株式会社GK京都は、デザインを通じて課題解決に導く「羅針盤型デザインファーム」を目指しています。クライアントとの共創を重視し、思考過程や発想を可視化することで深い共感を呼び、シンプルでパワフルなデザインを実現しています。1972年に設立され、ウェブサイトも公開しています。GK京都

この特別モデル、FXJAPANLIMITEDは、WaveRunnerの40年の歴史を称え、「これまで」と「これから」を繋ぐ存在として、今後も多くの人々に愛され続けることでしょう。