希望の灯をともす。延命寺灯籠まつりがもたらす新しい年への願い

毎年の大晦日に行われる延命寺の除夜の鐘つきは、地域の人々にとって重要な行事として親しまれています。しかし、2022年は新たな試みとして、灯籠まつりを開催することになりました。これは、コロナ禍や戦争、さまざまな制限によって多くを失った私たちが、再び希望を持つためのイベントです。

近年、私たちの生活は大きく変わり、笑顔で顔を合わせることが難しくなりました。幼い子どもたちにとって、マスクで隠された大人たちの姿は自然な日常の一部となり、その影響は将来にわたるでしょう。コロナウイルスの影響は私たちのコミュニケーションの仕方を変え、結婚式や受験、部活動の大会などの貴重な経験を奪いました。また、遠くウクライナでは現在も戦争が続き、多くの人々が苦しんでいます。このような時代だからこそ、何かしらの形で人々が集まり、心を一つにする場を作りたいと思いました。

その願いを込めて、「光明会」という灯籠まつりが計画されました。このイベントでは、邪気を払い暗闇を照らす「献燈」、そして皆の心が一つになる機会を提供します。今年の大晦日、延命寺の境内には皆で作った手作りの灯籠が並び、明るい光をともします。灯籠はすでにすみよし幼稚園やはぐろこども園の園児たちによって作られ、境内を照らし出しています。来場者にはその場で灯籠を作る機会もあり、皆でその思いを込めることもできます。

加えて、例年行われる除夜の鐘はもちろん、その際にはキッチンカーの出店も予定しており、参加者は心も体も楽しむことができるでしょう。街中の喧騒を離れ、静寂の中で新年を迎える準備をすることは、心を落ち着ける貴重な時間となります。

この特別な夜の詳細は以下の通りです：

- 日時: 2022年12月31日（土）
- 灯籠まつりの開始: 22時～
- 除夜の鐘: 23時45分～
- 場所: 伊勢崎市住吉山延命寺境内

多くの人々が集い、心の光を分かち合うことで、少しでも明るい未来へとつながることができると信じています。この灯籠まつりが、私たちの心を豊かにし、新しい年への希望をもたらすことを願ってやみません。