テラドローン、ユニフライとインドでのドローン運航管理の実現へ

インドにおけるドローン運航管理システムの新たな一歩

テラドローン株式会社（本社：東京都渋谷区）は、子会社であるユニフライがインドの航空テクノロジー企業CorePeelers Pvt. Ltd.と、ドローン運航管理システムに関する覚書を締結したことを発表しました。この重要なMOU（Memorandum of Understanding）が締結されたのは、国際航空宇宙展「Dubai Airshow 2025」においてです。

インドにおけるドローンの活用状況

インドでは、インフラ点検、物流、防災、農業など多岐にわたる分野でのドローン利用が進展しています。政府は「Digital Sky」という仕組みを導入し、ドローンの登録や飛行許可をオンライン化しており、安全な運用体制の整備を図っています。しかしながら、機体数の増加に伴い、運航管理システム（UTM）の必要性が高まっています。

ここで、ユニフライとCorePeelersの連携が期待されています。ユニフライは多くの国で実績のある運航管理システムプロバイダーで、CorePeelersはインド国内でのデジタル化プロジェクトに詳しい企業です。これにより、インドのニーズに合わせた運航管理システムの開発が進められます。

MOUの具体的な協力内容

本MOUは、ユニフライとCorePeelersが以下の三つの柱に基づいて協力することを定めています。

1. 役割分担と体制の構築
ユニフライは運航管理システムのプラットフォームを提供し、CorePeelersはインド国内でのローカライズや関連機関との調整を行います。

2. Digital Skyとの連携検討
両社は、Digital Skyや空港の管制システムとの連携方法を共同で模索し、規制当局向けのデモンストレーションを通じてシステムの実証を行います。

3. 将来的な空飛ぶクルマ領域での協業
空飛ぶクルマの利用を視野に入れ、運航ルールや空域設計についても協議を進めます。

今後の展望

ユニフライとCorePeelersは、このMOUを基にインド国内の関係機関と連携していきます。特に、インフラ整備とともに、安全かつ効率的なドローン運用の基盤を強化することを目指しています。また、テラドローンは、ドローンと空飛ぶクルマの普及に向けて取り組み、低空域経済圏の構築を進めています。

CorePeelersについて

CorePeelersは、インドのニューデリーを拠点に、航空・空港・防衛分野でデジタル技術を駆使したプロジェクトを展開しています。プロジェクトは、計画から現場導入まで一貫して実施し、インドにおける航空インフラの発展に寄与しています。

テラドローンについて

テラドローンは、「Unlock “X” Dimensions」というミッションのもと、ドローン技術の発展に寄与しています。特に、運航管理システムの開発に力を入れており、すでに3000件以上の実績があります。これまでの成果を背景に、テラドローンは「ドローンサービス企業世界ランキング」で高評価を得ています。

テラドローンは、今後もグローバルプラットフォーマーとして、持続可能な空のインフラ構築を進め、社会課題の解決に貢献していくことでしょう。今後の展開がますます楽しみです。

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