雪の十和田湖
2025-03-01 02:21:18

アンビエント音楽の極み、雪に包まれた十和田湖を体感する

音楽で感じる冬の十和田湖



日本の冬、特に北日本の美しさを音で体験できる新作「十和田湖 冬(Towadako Winter)」が登場しました。これは、音楽家Nick Woodによる五つの季節を描いたシリーズの最終章です。この作品は、Woodが十和田湖畔のスタジオで過ごした季節の移ろいを記録し、自然、自己省察、ウェルビーイングをテーマにした没入感のあるアンビエント音楽です。

「十和田湖 冬」では、厳しい冬の条件の中に潜む美しさを表現しています。Woodは、「冬は十和田湖で最も過酷な季節だが、同時に最も美しい季節でもあります」と語ります。実際に、彼のボートハウスへ行くのは雪に覆われているため容易ではなく、静かな森林を歩くことで、この場所の特別な雰囲気を感じながら自然への感謝の気持ちが湧き上がるのです。

「アイス・マリンバ」という革命的な楽器



このアルバムのために、Woodは新たに「アイス・マリンバ」という楽器を考案しました。地元の八戸製氷冷蔵株式会社で加工されたこの氷の楽器は、スノーモービルを使って慎重にスタジオへ運ばれ、演奏された後は徐々に大地に還ります。このユニークな楽器が生み出す音の反響は、「十和田湖 冬」の中心的な要素となり、作品全体に深い意味を与えています。

フィールドレコーディングで捉えた自然の音



Woodと彼のチームは、2年間にわたり十和田湖の四季折々の自然の美しさをフィールドレコーディングを通じて捉えました。特に、植物の微細な電気信号をイメージし、音に変換する先端技術「PlantWave」を使用して、自然のエネルギーを音楽として表現しました。最終的に、作品はDolby Atmosでミックスされ、立体的な音響体験が実現しています。

多彩なアーティストの共演



さらに、「十和田湖 冬」には日本人アーティストNoricoやYula Yayoiのボーカルに加え、Sean Halleyのエレクトリックギター、Adam Jamesのアコースティックギター、Ariel Solのハープ、Jordan Tealのベースなど、様々なアーティストが参加しました。こうした多彩な楽器とエモーショナルな要素が融合し、自然の響きと人間の感情が溶け合った作品が完成しました。

日本の音楽シーンの革新を追求するSyn



「十和田湖 冬」は、音楽制作会社Synが手掛けており、世界中のアーティストとのコラボレーションを通じて音楽の新たな可能性を探求しています。1991年に設立されたSynは、東京、ロサンゼルス、北京など、国際的なスタジオネットワークを持ち、アワード受賞歴も豊富です。独自の音楽体験を提供することを目指して活動しています。

「十和田湖 冬」は、2025年2月28日よりSpotifyやApple Musicなどの主要音楽プラットフォームで配信されます。ぜひ新たな音の旅を体験してください。彼の作品が持つ自然の美しさと、そこから生まれる感情を感じ取ることができるでしょう。


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会社情報

会社名
Syn株式会社
住所
東京都渋谷区神宮前3-31-5ロングヒル原宿ビル2階
電話番号

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