エイジング研究の最前線に立つ「ASAGI Labs」設立
超高齢社会を迎える現代において、健康寿命の延伸と人々のウェルネス向上は喫緊の課題です。この課題解決に向けて、新たなイノベーションを生み出すべく、「ASAGI Labs」が設立されました。
「ASAGI Labs」は、一般財団法人ASAGI Labsと株式会社ASAGI Labsの2つの組織で構成されています。一般財団法人ASAGI Labsは、世界各国のアカデミアとの連携を通じて、エイジングに関わる基礎研究の推進と次世代を担う人材育成を担います。一方、株式会社ASAGI Labsは、財団の研究成果や外部の技術を社会実装するために、事業化や橋渡しを行います。
エイジング研究の重要性と「ASAGI Labs」のビジョン
エイジング研究は、単に老化を遅らせるだけでなく、健康寿命を延伸し、人々がより長く、より充実した人生を送れる社会の実現を目指しています。近年、生成AIなどの技術革新によってエイジングの理解は深まり、細胞レベルでの治療やリプログラミングといった技術も開発されています。
「ASAGI Labs」は、これらの技術革新を積極的に活用し、医療、食品、住まい、美容など、多岐にわたる分野におけるイノベーション創出を目指しています。
「ASAGI Labs」の名称に込められた想い
「ASAGI」は、日本の伝統色である「浅葱色」に由来しています。浅葱色は、透明感のある明るい青緑で、「イノベーション」、「進化」、「若返り」、「健康」、「ウェルビーイング」といった意味を持ちます。また、青緑色の英名である「teal」は、「ティール組織」という、フラットで自立的な組織体制を意味し、「ASAGI Labs」が目指す組織モデルとも一致しています。
「ASAGI Labs」の具体的な取り組み
「ASAGI Labs」は、以下の4つの領域に注力しています。
1.
エイジング・クロックによる身体機能の可視化:AIや計算科学を用いて、個人の老化速度を可視化することで、より精度の高い健康管理を可能にします。
2.
細胞機能を再構築するエイジング・リプログラミング技術:細胞レベルで老化を逆転させる技術の開発に取り組みます。
3.
免疫老化のアンロック:加齢に伴う免疫力の低下を克服するための研究開発を行います。
4.
新しいエイジング・ホールマークスの探索:新たな老化のメカニズムを解明することで、より効果的なエイジング対策を開発します。
社会への貢献
「ASAGI Labs」は、これらの研究成果を社会実装することで、人々の健康寿命を延伸し、より豊かな社会の実現に貢献していきます。
設立メンバー
理事:早野 元詞(代表理事)、山本 慶、片桐 豪志
評議員:中西 真(東京大学医科学研究所 所長/教授)、岩間 厚志(東京大学医科学研究所 副所長/教授)、谷家 衛(あすかホールディングス 取締役会長)、間下 直晃(ブイキューブ 代表取締役会長)、松崎 みさ(WORKJAPAN 代表取締役)
寄付お申し込みサイト
https://asagilabs.or.jp/donation
株式会社ASAGI Labs
株式会社ASAGI Labsは、財団の研究成果だけでなく、外部の技術や知見を社会実装するための事業展開を行います。具体的には、エイジング関連技術のライセンシング、共同研究・開発、企業向けのコンサルティング、新事業会社・スタートアップ設立などを予定しています。
今後の展望
「ASAGI Labs」は、今後も世界中の研究者や企業との連携を強化し、エイジング研究の最先端を走り続けることで、人々の健康寿命延伸とウェルネス社会の実現に貢献していきます。