ヴィブラムジャパン、トレイルランナー長尾暁人選手との契約を発表
イタリアの高性能ラバーソールメーカー、ヴィブラムジャパン株式会社が、2025年4月1日よりトレイルランナーの長尾暁人選手とアスリート契約を結んだことを発表しました。この契約は、同社がトレイルランニング業界において初めて締結したものであり、長尾選手の今後の活躍に期待が寄せられています。
ヴィブラムのアスリートコミュニティへの参加
ヴィブラムは、長年にわたりトレイルランニングやアウトドア分野における自社製品のプロモーションを積極的に行い、アスリートコミュニティの形成を目指してきました。アスリートコミュニティーは、単に名のある選手と契約するだけでなく、趣味を楽しむ人々も含めた多様な意見を反映させ、商品開発を行う場でもあります。
このような活動を通じて、ヴィブラムはスポーツ界でのブランドプレゼンスを高め、多様なアスリートのポテンシャルを引き出すことに貢献します。長尾選手もこのコミュニティに新たに参加することで、他のアスリートとの意見交換や経験を共有し、自らの成長に繋げることが期待されています。
長尾選手の実績と挑戦
長尾暁人選手は、2024年9月に開催された「信越五岳トレイルランニングレース2024」で見事な優勝を果たしました。この偉業により、彼の能力が特に際立ち、さらにヴィブラムがオフィシャルサプライヤーを務める「UTMB ワールドシリーズ」への参加意欲も強いことから、今回の契約に至ったとされています。
ヴィブラムは、長尾選手を「TEAM VIBRAM」のメンバーとして迎え、同選手がヴィブラムのソールや商品を使用しながらレースやトレーニングに励むことを期待しています。また、長尾選手は今後のプロモーション活動にも携わる予定であり、特に2025年に行われる「Mt.FUJI100」が契約後初の試合となります。さらに、6月に日本で初めて開催される「Kaga Spa Trail Endurance 100 by UTMB」といったイベントにも参加し、国内外での存在感を高めていくことが期待されます。
ヴィブラムジャパンのサポート
ヴィブラムジャパンは、長尾選手がアスリートコミュニティを通じて国際的なアスリートたちと交流を深め、さらなる高みを目指すことを支援していく方針です。また、長尾選手自身も「TEAM VIBRAMの一員として活動することを楽しみにしている」とし、トレイルランニングの世界に貢献する意欲を示しています。
長尾暁人選手のプロフィール
長尾暁人選手は1988年生まれ、栃木県出身で現在は神奈川県秦野市に住んでいる、3児の父です。30年以上にわたって陸上競技に取り組んできた経験を持つ彼は、特にトレイルランニングでの活動に力を入れており、自身のYouTubeチャンネルではその様子をVlog形式で発信しています。
長尾選手は大学在学中に市民ランナーとして初めてマラソンに挑戦し、その経験からトレイルランニングへと移行。スリーピークス八ヶ岳での初大会参加を契機に、トレイル競技の魅力に引き込まれ、距離を伸ばし続けています。今後も彼の活動が楽しみです。
ヴィブラムジャパンについて
ヴィブラムは、1937年にイタリアで創立された世界的ソールメーカーです。高性能ラバーソールを提供する同社は、登山やアウトドアに革命をもたらした実績を持ち、今日も世界中のフットウェアブランドに質の高い製品を供給し続けています。長尾暁人選手との新たな契約により、さらなるビジョンと方向性を示していくことでしょう。