ファッション大賞受賞
2025-12-24 12:12:47

昭和女子大学卒業生がファッションデザインのグランプリを受賞!新たな視点で身体と服を再考

新たなファッションの形を模索



2024年度の卒業生、林ひかりさんが昭和女子大学での学びを生かし、ファッション・フロンティア・プログラムにてグランプリを獲得しました。彼女の作品のテーマは「Reframing」で、我々が普段気づかない服と身体の関係に新たな視点を提供します。

このプログラムは、社会的な責任と創造性を兼ね備えた衣服のデザインを促進するために設立されました。実際、審査は作品だけでなく、多くの専門家からのアドバイスや技術支援が受けられることが特徴です。約半年間にわたって、国内外から集まった応募者の中から選ばれたファイナリスト8名の中で、林さんが頂点に立ちました。

彼女の作品は、現代社会における服が身体の基準になるのではなく、むしろ身体が服に寄り添うという逆転の構造に疑問を投げかけています。物の価値や流行、他者の評価といった外的要因に影響されて消費される衣服のあり方を再考することは、今の時代にとって非常に重要なテーマです。

具体的には、林さんは短期間で役割を果たすことが多い子ども服を手作業で解体し、繊維を拡張することで大人が着られるサイズに変換するという挑戦を行いました。これは、効率や消費とは異なる時間軸を服に与える試みであり、結果として「誰の身体にも属さない形」のドレスに再構築されています。このような発想は、ファッションの枠を広げ、持続可能なデザインの方向性を探るものです。

林さんは大学生活の中で得た知識と視点の重要性を強調しています。「ファッションそのものへの興味が深まったのが、プログラムとの出会いのきっかけでした。そして、大学での学びが、今の自分の制作にも自然に結びついているのを感じています。」と彼女は語りました。彼女の受賞は、ファッションデザインの未来を考える上で新たな光をもたらしています。

昭和女子大学の環境デザイン学部ファッションデザインマネジメントコースは、時代性を捉える力を教育の中で重視しています。理論と技術をバランスよく学ぶことができる点がこのコースの大きな魅力であり、様々なデザインの分野での幅広い応用が可能です。

今後の林さんの活動に、ますますの期待が高まります。彼女がどのようにファッションの世界を進化させていくのか、注目していきたいところです。これからの彼女の活躍が楽しみです。

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