新鋭作家によるアートの新たな探求
東京都銀座にあるホワイトストーンギャラリーにて、2021年8月27日から10月2日までの間、新しい可能性を探求するグループ展『Dimensions(ディメンジョンズ)』が開催されています。この展覧会では、7名の新人作家がそれぞれ異なる視点で、視覚だけではない五感にアプローチするアート作品を展示しています。
特徴あるアーティストたち
参加アーティストには、感覚を刺激する作品を通じて新たな表現を模索している作家たちが揃いました。例えば、塩沢かれんは視覚では捉えきれない世界の表象を追求し、音や光を使った作品を展開しています。また、菊野祥希はシルクスクリーン技術を駆使し、立体的な印刷物を制作。絵画で「聴く」というテーマを掲げる今宮有葉も、独自の共感覚的アプローチで観客を魅了します。
さらに、寺倉京古は赤ん坊や幼い子どもをモチーフにした彫刻を、磁土と手作業の技術を組み合わせて制作。二次元のヒーローやモンスターを三次元に変換する谷村メイチンロマーナの作品も見ものです。坂本愛香は大胆に人間の美しさや醜さを水彩色鉛筆で表現し、具志堅詩織はガーリーな画風で多様な価値観を作品に込めています。
これらの作品は、視覚に頼らない新しいアートの形を成立させています。
香港アーティストの参加
また、展示には香港から参加する3人のアーティストが含まれており、彼らは「空間」という概念に対して独自の視点を提供します。これにより、観客は自らの内面を見つめ直す機会を得ることができ、現代アートの多様な可能性を感じ取ることができるでしょう。
展示情報
会期
- - Part.1:2021年8月27日~2021年9月11日
- - Part.2:2021年9月17日~2021年10月2日
会場
- - ホワイトストーンギャラリー 銀座新館
- - 営業時間:11:00 - 19:00
- - 休館日:日曜、月曜
- - 所在地:東京都中央区銀座6-4-16
- - オンラインギャラリーも同時開催(URL: https://www.whitestone-gallery.com/)
ホワイトストーンギャラリーについて
ホワイトストーンギャラリーは、1967年に銀座でオープンし、以来世界に通じるアートギャラリーとしての地位を確立してきました。国内に加え、香港や台湾にも拠点を持ち、具体美術や現代アートを幅広く紹介しています。若手作家の支援も行っており、アジアの先駆的なギャラリーの一つとして知られています。
興味のある方は、ぜひこの展示を訪れて、新たなアートの可能性を体感してみてください。