ビューラー株式会社50周年記念イベントの様子
スイスに本社を構える食品加工機器の大手企業、ビューラー株式会社が、日本法人設立50周年を記念して特別なイベントを開催しました。日時は11月19日、場所は都内のホテルニューオータニ。国内外の関係者約100名が集まり、この節目を祝いました。
当日は、ビューラーグループのCEO、シュテファン・シャイバー氏をはじめ、取締役会会長のカルビン・グリーダー氏や創業家のカリン・ビューラー氏、さらに駐日スイス大使のロジェ・ドゥバッハ氏など、要人が集結し、盛大に行われました。
来賓挨拶とネットワーキング
出席者は、製粉や製菓関連の食品メーカーや飼料メーカーなど、広範な業界から参加しており、イベントの開始時にはプレゼンテーションが行われました。*
このプレゼンテーションでは、ビューラーが築いてきた歴史や未来への展望が紹介され、サステナビリティに関する取り組みも強調されました。特に、今日の市場で求められる持続可能な製品と技術についての関心が集まりました。
未来への挑戦
特に注目すべきは、スピーカーたちが行ったサステナブルに関する講演です。SMC株式会社の髙田芳樹氏は「共により良い未来へ~持続可能性への挑戦」というテーマで講演し、持続可能な社会に向けた要点を詳しく説明しました。HI合同会社の平原依文氏は「Co-creating a borderless world」について、国境を超えた協力の重要性を語りました。さらに、豊島株式会社の谷村佳宏氏は「捨てられていくものをファッショナブルに再活用~フードテキスタイル」、Sustainable Food Asia株式会社の海野慧氏は「食のサステナビリティから考える、世界のフードテック潮流と日本のポテンシャル」について話し、最後にはシュテファン・シャイバー氏がCEOとしてのメッセージで締めくくりました。
ビューラーの歴史と成長
ビューラーは、日本との関係が約100年前に始まったという長い歴史を持つ企業であり、明治時代に自動製粉機やチョコレート関連機器を供給することから日本市場に参入しました。特に第二次世界大戦後には小麦の需要増加に伴い、日本での成長が加速しました。1974年に設立された前身のビューラーミアグ株式会社から現在のビューラー株式会社へと進化を遂げ、その後も日本国内での営業体制を強化してきました。
現在では、北海道から鹿児島までの8つの拠点を設け、85名の専任スタッフが全国のお客様に対してサポートを提供しています。日本法人代表取締役社長の前田光民氏は、「50年間の間に多くのお客様に支えられてきたことを心から感謝しています。今後も持続可能な未来に向け、革新を続けていきます」とメッセージを述べ、日本市場への今後の期待を寄せました。
出展と広がる未来
最後に、ビューラーが社会課題を解決するためにどのように取り組んでいるか、また世界中の食料供給の必要性や持続可能なビジネスの重要性についても触れ、未来に向けたビジョンが共有されました。
「未来を共に創造する」というモットーのもと、今後も新たな挑戦を続けていくことを、イベント参加者全員が心に刻みました。ビューラーはこれからの10年、さらなる成長を目指して努力し続けます。今後も注目が集まります。
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