新しい遮熱断熱塗料「リフレクトサーモ」が登場
大阪市西成区に本社を構える株式会社タカラ塗料が、2025年9月17日(水)より新たに販売を開始する「リフレクトサーモ」は、夏場の冷房コストを大幅に削減することができる革新的な遮熱断熱塗料です。屋根や外壁に塗布することによって、夏の暑さを抑えるだけでなく、冬季には断熱効果を発揮し、一年を通じて快適な空間を提供します。特に、内壁に塗ることでさらに室温を安定させることができ、冷房の消費電力を30〜40%も削減できるとされています。暖房時にも20〜40%のエネルギー削減が期待出来ます。
「リフレクトサーモ」開発の背景
今回の製品は、異常な夏の暑さを軽減するために開発されました。これまでの遮熱塗料は一定の効果を持っていたものの、製品間には大きな性能差が存在し、適切な選択が難しいという問題がありました。そこでタカラ塗料では、自社実験装置を用いて比較検証を行い、「リフレクトサーモ」の性能を証明したのです。
「リフレクトサーモ」の特長
1. 高い反射性能
高品質な酸化チタンを使用し、太陽熱エネルギーの反射率は91%以上を実現。一般的な遮熱塗料の約87%を上回っています。
2. 優れた断熱効果
割れにくく、サイズの異なる中空アクリルビーズを使用しており、非常に高い断熱効果を発揮します。
3. 長期にわたる耐久性
耐用年数は約20年。従来の遮熱塗料の耐用年数(約10年)や、国内で人気の製品(約15年)を超える長寿命設計です。
4. 快適性向上
室内の音を約10デシベル低下させ、カビの発生を抑制。これにより、建物の劣化を防ぐ効果もあります。
5. 高い密着性と柔軟性
JIS規格の約4倍の密着力を持ち、下塗りも不要。様々な素材に適用可能で、外壁のひび割れにも対応します。
多様な用途とカラー選択
「リフレクトサーモ」は、工場や倉庫、ショッピングモール、体育館等の大型施設にも対応します。また、屋根や外壁に塗ることで、エネルギーコスト削減だけでなく、空調問題の改善にも寄与します。さらに、遮熱性能を保ちながらも、環境との調和を図るために標準で23色の淡彩色を展開しており、オーダーメイドカラーの作成も可能です。
実証データ
実験によると、無塗装鋼板は10分で約90℃に達し、一般的な遮熱塗料は80℃に到達するのに対し、「リフレクトサーモ」は63℃に抑えることができ、最大で約30℃の温度差を示しました。さらに、当社本社の屋根での比較塗装でも、90℃に達した部分と比較し、「リフレクトサーモ」は約35℃と大きな差を見せました。
無料カタログのご案内
「リフレクトサーモ」に関する詳細な情報や実証データをまとめたカタログを無料で提供しています。さらに、見積もりやご相談も受け付けていますので、興味のある方はぜひお問い合わせください。
株式会社タカラ塗料について
株式会社タカラ塗料は1949年に創業した企業で、塗装業者からDIYユーザーまで広範なニーズに応える製品を提供しています。高品質な塗料をこれからも展開し、快適で充実した社会の実現に向けて努力していきます。