Layer0プラットフォーム登場
2021-11-19 11:00:09

ライムライト、44億ドル市場向けに新たなLayer0プラットフォームを導入

ライムライトがもたらす新たなパラダイム



2021年11月19日、コンテンツ配信およびエッジアプリケーションオペレーションの専門企業、ライムライトネットワークス(Limelight Networks, Inc. (NASDAQ: LLNW))が、44億ドル規模のウェブCDNとセキュリティ市場に向けて新しいソリューション「Layer0プラットフォーム」を発表しました。このプラットフォームは、ライムライトがLayer0を買収したことで新たに誕生したもので、ウェブアプリケーション開発の速度と効率を大幅に向上させることを目指しています。

Layer0プラットフォームの背景



これまで、ライムライトは世界最大級の動画コンテンツプラットフォームやサイト立ち上げを支援してきました。しかし、近年、ウェブおよびアプリケーション開発の進化に伴い、新しいアプローチが求められるようになりました。Layer0プラットフォームは、そのニーズに応えるために設計されています。

特徴と機能



Layer0プラットフォームは、開発チームが最大2倍の速度で新しい製品をリリースできるようにし、ページロードを1秒未満に短縮します。このプラットフォームは、既存のCDNやセキュリティベンダーとの併用が可能で、ページロードの高速化とコスト削減の両方を実現することができます。さらに、開発者にはゼロオプスやエッジプログラミングに対応した新機能が提供されます。

企業での導入事例として、Shoe CarnivalやKate Spade、Sharper Imageなどがあります。これらの企業は、Layer0を利用することで開発者の生産性を向上させ、サイトのトラフィック、コンバージョン率、収益を大きく増加させることに成功しました。Shoe Carnivalのフロントエンドデベロッパー、Jason Adkison氏は「Layer0は新しい機能の実装がこれまでになく簡単になる」と語っています。

特に注目すべき点は、Shoe CarnivalがSalesforce Commerce Cloudを利用した結果、モバイルデバイスにおけるページロード時間が5秒から1秒未満に改善されたことです。また、Sharper Imageでは瞬時のページロードが実現し、COOのSam Grossman氏は「Layer0のおかげで、速さに驚く人が多い」と述べています。

主な機能の詳細



Layer0プラットフォームの特徴としては、次のような機能が挙げられます:
  • - 世界第2位のプライベートエッジキャッシングネットワーク
  • - JavaScriptに対応したCDN「EdgeJS」
  • - 業界最低水準の遅延を実現するのエッジロジック
  • - 簡単なデプロイおよびデバッグが可能なサーバーレスコンピューティング
  • - DDoS対策やボット検知などのセキュリティ機能
  • - 15種類のフロントエンドフレームワークへの対応

さらに、Edgeプラットフォームは開発者のローカル環境でエミュレートでき、リアルユーザーメジャメント(RUM)機能によってSEOおよび検索ランキングの向上にも寄与します。これにより、従来静的なサイトしか扱えなかったJamstackアーキテクチャでも、大規模なダイナミックサイトに向けての運用が可能になります。

統合ソリューションの意義



従来、複数のクラウドソリューションを組み合わせて運用する必要がありましたが、Layer0を利用することで統合されたソリューションをシームレスに展開できます。ライムライトの最高技術責任者であるAjay Kapur氏は、「本日発表されたLayer0により、ウェブサイト構築者は高性能なインフラを手に入れることができる」と述べ、これまでの単機能ソリューションとは一線を画す新たな価値を提供することを強調しました。

まとめ



Layer0プラットフォームは、ウェブアプリケーションの開発とデリバリーを革新する可能性を秘めています。高速でありながら安全かつ信頼性の高いエッジサービスは、企業のビジネスモデルを変える力を持っています。デジタル体験の最適化を目指すすべての企業にとって、Layer0は見逃せないソリューションと言えるでしょう。

会社情報

会社名
ライムライト・ネットワークス・ジャパン株式会社
住所
東京都中央区京橋3-1-1東京スクエアガーデン14階
電話番号

関連リンク

サードペディア百科事典: CDN ライムライト Layer0

Wiki3: CDN ライムライト Layer0

トピックス(IT)

【記事の利用について】

タイトルと記事文章は、記事のあるページにリンクを張っていただければ、無料で利用できます。
※画像は、利用できませんのでご注意ください。

【リンクついて】

リンクフリーです。