UI銀行の「わたし資産診断」の調査結果
UI銀行が実施した「わたし資産診断」による調査結果が発表されました。この診断は、個々が重視する資産について20の質問を基にAIが判定し、結果を算出します。対象者は3,016人に及び、その診断結果は興味深い傾向を示しています。特に、現代社会で人々が求めるものは何か、どのような価値観が反映されているのかを探ります。
1. 「大切にしたい資産」とは?
「わたし資産」とは、経済的な資産のみならず、人が“ありたい姿”を実現するために必要な思い出や経験、自分自身の価値観を含めた概念です。今回の調査では、最も重要視されているのは「時間」でした。全体では28.8%の人がこの資産を特に重視していると回答し、続いて「絆」と「健康」がそれぞれ28.6%、21.9%と続きます。
2. コミュニケーションルールの変化
コミュニケーションの形式が変わり、特に若者は「絆」を求める傾向にあることも明らかになりました。一方、時間を効率的に使いたいという思考も高まっており、これが「タイパ」という言葉の流行につながっています。コロナ禍での一人時間が増えたことも、人々のつながりを重視する意識に影響を与えているのかもしれません。
3. 性別による資産の重要性の違い
性別で見ると、男性は「時間」を最も重視し(39.2%)、その後に「絆」(23.7%)と「健康」(19.7%)が続きます。一方、女性は「絆」がトップ(33.4%)で、次いで「健康」(24.2%)、最後に「時間」(19.2%)の順です。この違いは、社会的な責任感やコミュニケーションのスタイルに起因していると言えるでしょう。
4. 年代別の資産認識
年齢によっても視点が変わります。特に、30代からは「健康」の重要度が高まり、50代でさらにその傾向が強まります。これは、ライフステージに伴う責任や価値観の変化が影響していると考えられます。さらに、若い世代は趣味に多くの時間をかける傾向が強く、特に20代でその傾向が顕著です。
5. 年収による資産の価値観
興味深い点は、収入別に見た際、年収300~500万の方が「絆」の資産を最も重要視していることです。この傾向は、経済的背景がある人々がより強く支え合いたいと思う心理を反映しています。逆に、年収900万以上の高所得者は「時間」を重視する傾向が高くなります。これは、仕事における成果やプライベートの充実度を求めるためでしょう。
6. 自分の資産を知ろう!
この「わたし資産診断」を通じて、皆さんも自分が本当に大切にしたい資産を見つけてみてはいかがでしょうか。そして、現在UI銀行では、「わたし資産診断」の利用と新規口座開設で1,000円がもらえるキャンペーンを行っています。この機会にぜひ、自分自身の価値観を再確認してみてください。
最後に
この調査結果は、私たちがどのように生活し、どのような価値を求めるのかを示す重要な指標です。生活スタイルが変化する中で、自分自身の資産を見直す良い機会かもしれません。ぜひ実際に診断を受け、自分の未来に役立てていただければと思います。