研究現場を支える新たなツール - Jikken Note
研究の現場は、日々の業務や情報の管理が煩雑になりがちです。しかし、株式会社JIYU Laboratoriesが開発した「Jikken Note」は、その煩わしさを軽減し、研究者にとっての理想的なツールとなることを目指しています。最新エピソードのポッドキャスト『宇垣美里のスタートアップニッポン』にて、同社の代表取締役高野泰朋氏がその開発背景やビジョンを語りました。
電子実験ノート「Jikken Note」とは
Jikken Noteは、紙の自由さを残しつつデジタルの利便性を融合させた新しい形の実験ノートです。高野氏は大学准教授としての経験を活かし、研究の現場で直面する問題に目を向け、テクノロジーでその解決に取り組んでいます。リサーチの現場では、手書きのメモが重要な役割を果たしていますが、それをデジタル化することで、時間を大幅に短縮することができるのです。
具体的には、紙に書いた内容をすぐにデジタルデータに変換し、検索や共有が簡単に行えます。これにより、従来は何時間もかかる情報の検索が、数分で済むようになります。
宇垣美里とのインタビュー
ポッドキャストのパーソナリティである宇垣美里は、高野氏の話に興味を示し、「仕事の引き継ぎの際にも便利ですね」と共感しました。高野氏は、大学時代に小惑星探査機「はやぶさ2」の開発にも関わっており、その経験が現在のビジネスに役立っていると語ります。宇垣は、「現場で働いていたからこそ、DX化されていない現状や課題を実感できたのですね」と言い、その観点から高野氏が起業した意義を理解しました。
直面した課題とそれを乗り越えた理由
高野氏は、Jikken Noteを開発する過程で様々な失敗や困難に直面しましたが、それでもやり遂げられた理由を語ります。「研究者の世界には非効率な工程が多くありますが、その問題を解決に導ければ、日本の研究力を飛躍的に向上させることができる」との信念が、彼を駆り立てました。
夢に向かって、一歩踏み出す大切さ
インタビューの最後に、宇垣美里が「生活や仕事で大切にしていることは何ですか?」と尋ねると、高野氏は「始めるためにはまずハジ(始・恥)める」という言葉を残しました。躊躇や恥じらいを捨て、まず第一歩を踏み出すことの重要性を強調したのです。
このような高野氏の情熱と、Jikken Noteの革新性は、今後の研究の進め方を根本から変える可能性を秘めています。興味のある方は、毎週火曜日に配信されるポッドキャスト『宇垣美里のスタートアップニッポン powered by オールナイトニッポン』をチェックしてみてください。多くの刺激を受けることでしょう。
番組情報
- - 番組名: 宇垣美里のスタートアップニッポン powered by オールナイトニッポン
- - パーソナリティ: 宇垣美里
- - 配信日: 毎週火曜日 午前6時頃
- - 配信先: ニッポン放送PODCAST STATION、各種ポッドキャストアプリ