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日本科学技術連盟は、2024年度の日本品質奨励賞（TQM奨励賞）の受賞組織を決定しました。本年度の受賞は株式会社神戸製鋼所の素形材事業部門銅板ユニットです。

受賞の背景

神戸製鋼所は山口県下関市に所在し、電子部品の材料となる銅板の製造・販売を行っています。2021年度からは「お客様ニーズの理解」を目的にトータル・クオリティ・マネジメント（TQM）への取り組みをスタートしました。TQM手法は、ユニット長による強力なリーダーシップのもと、全従業員の品質意識を高めることを重視しています。

TQMの実施と成果

具体的には、方針に基づいた改善活動の展開や、従業員からの改善提案を受け付ける「エントリー提案制度」を実施しています。これらの取り組みにより、厳しい経営環境の中でも損益分岐点が改善され、顧客満足度も向上しました。さらに、多くのKPIが改善傾向にあることが示されています。

今後の展望

神戸製鋼所は今後もTQMを活用して組織能力を高めていく方針です。経営課題の解決を図りながら、さらなる成長が期待されます。

授賞式と講演会のお知らせ

授賞式は2024年11月13日（水）の16:20から、東京・大手町の経団連会館で開催されます。なお、一般の方はライブ配信での参加となります。また、受賞組織による受賞報告講演は、10月17日（木）に東京・日本科学技術連盟 東高円寺ビルにて行われ、こちらもライブ配信での視聴が可能です。時間は10:20～10:53となっています。

一般財団法人日本科学技術連盟は、1946年に設立され、それ以来、経営管理技術、特に品質管理（QC）の普及に努めてきました。所在地は東京都新宿区で、全国的に品質に関する様々な活動を行っています。詳細については同連盟の公式サイトをチェックしてください。受賞組織の取り組みは、多くの企業にもインスピレーションを与えることでしょう。

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