J.A.M.が新たな技術で圧着異常を可視化
日本オートマチックマシン株式会社(J.A.M.)は、製造業のニーズに応えるべく、ハイスピードカメラを利用した圧着異常解析システムを開発しました。これにより、製造現場での異常原因の特定を迅速に行うことが可能になります。このシステムは、ビジネスエンジニアリング株式会社(B-EN-G)との共同開発によって実現されました。
背景と開発の必要性
圧着機によるワイヤーハーネス加工では、圧着異常が発生した際にその原因を突き止めることが依然として難しい問題とされています。従来はネットワークカメラが使われていましたが、高速で動く圧着機の詳細な撮影は困難でした。そこで、J.A.M.とB-EN-Gは共にこの課題解決に向けた取り組みを開始しました。
デジタル化が進む中、稼働データを活用した予知保全や生産効率化が求められています。しかし、従来的なデータだけでは何が実際に起きているかを完全に把握することができないため、経験に依存した原因究明が行われていました。このような状況を打開するために、彼らは異常時録画機能付きの稼働監視システムを開発しました。
新システムの機能と利点
新たに開発された圧着異常解析システムは、J.A.M.の圧着機にハイスピードカメラを組み込み、異常を検知すると常時録画されている映像データの関係部分をサーバーに格納します。これにより、圧着機が発生した異常と稼働データを同期して確認できます。このシステムを通じて、従来よりも迅速かつ正確に異常の原因を特定できるようになります。
利用方法
システムに搭載されたハイスピードカメラは、異常発生時の動きをスローモーションで再生し、稼働データと結びつけて解析が可能です。これにより、さまざまな利点が生まれます。
- - 迅速な対応: 高速動作を可視化することにより、熟練者に限らず誰もが正確な事象の把握と迅速な原因究明が可能。生産停止時間の短縮に貢献。
- - 再発防止策の策定: 保存されたデータは過去のトラブルの分析に活用され、同様の問題の再発防止につながります。
今後に向けた展望
J.A.M.は、今回の技術開発を通じて、全自動端子圧着機にこれらの機能を組み込むことで、カスタマーに新たな価値を提供していく考えです。また、今後の製品開発やサービス向上に役立てることで、お客様のニーズに応える充実したサポート体制を築いていく予定です。実際、このシステムは2026年3月からの市場投入を予定しており、同年1月には東京ビッグサイトでの実演も行われます。
企業概要
- - 日本オートマチックマシン株式会社: 1932年の創業以来、精密加工技術を有する企業で、国内外に多くの拠点を持ちます。電子部品や圧着機械の開発に力を入れており、「ものづくり」を通じて顧客との信頼関係を築いています。
- - ビジネスエンジニアリング株式会社: 製造業のお客様に対し、ITを駆使したデジタル変革を支援。豊富な実績を持ち、システムの構築や運用、サポートを提供しています。
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当製品に関しては日本オートマチックマシン株式会社、報道に関するお問い合わせはビジネスエンジニアリング株式会社まで。