日立ソリューションズが新しい社内副業マッチングサービスを開始
株式会社日立ソリューションズは、社員が時間単位で社内副業を行える新たなサービスを開始しました。このサービスは、自社内やグループ企業の人財を有効活用し、個々の社員のモチベーションの向上やスキルの開発を促進することを目的としています。
社内副業の背景
社内副業の重要性が高まる中、企業は労働力の確保やスキルの定着を図る必要が出てきています。特に、若い世代から高齢者層まで幅広い社員のスキルを活かすことができる社内副業への関心が高まっています。これにより、企業は新規事業の企画や製品開発などのプロジェクトを進める機会を得られ、社員は普段の職場では味わえない経験を得ることが可能になります。
新サービスの特徴
新たに導入された社内向け副業マッチングサービスでは、社員自身が自分の持つスキルや業務経験を登録できるシステムが整っています。逆に、副業を依頼したい部署は、AIを活用して必要なスキルを持った社員を探すことができます。これにより、スムーズなマッチングが実現し、副業の依頼から実施、評価までを一元管理することが可能となり、全体の運用負担が軽減されます。
検証と今後の展開
日立ソリューションズは、2024年9月から半年間、全社員を対象にこのサービスの検証を行い、その結果、業務の効率化や副業に対するモチベーションの向上が確認されました。特に、4,100人以上の社員がサービスを利用し、約70%が業務効率が向上したと評価しています。
今後は、さらに副業内容を社内に公開し、募集する形式を導入するなど、サービスの拡充を図っていく方針です。これにより、社員が新しい分野に挑戦できる機会を創出し、社内のコミュニケーションやネットワークも広がることが期待されています。
まとめ
日立ソリューションズの社内副業マッチングサービスは、社員のスキルを活用し、企業内での新たな価値を生み出すことを目指しています。この新しいプラットフォームにより、個々の社員が持つ可能性を引き出し、企業の生産性向上へとつなげることができるでしょう。今後の展開に注目です。