デジタルアートの島創造事業が文部科学省と連携し動画教材を制作

デジタルアートの島創造事業と文部科学省のコラボ

株式会社ORENDA WORLD（東京・港区）が支援する一般社団法人デジタルアート天草が、文部科学省が進める「マイスター・ハイスクール普及促進事業」の一環として、動画教材の制作に取り組んでいます。このプロジェクトは、専門高校における産学連携の成功事例を全国に広めることを目的としていて、特に熊本県天草市の「デジタルアートの島創造事業」に焦点をあてています。

取材対象とその背景

この取材は、天草市、天草工業高校、そしてデジタルアート天草の三者協力によるもので、地方創生やデジタル人材の育成を推進する産官学の連携を強調しています。具体的には、天草工業高校の情報技術科CG系列における取り組みが取り上げられ、地域経済の発展に貢献する人材を育成するという目指すところが明確に示されています。

天草市の偏見を打破し、新しいエンタメ系企業を誘致するために人材育成が不可欠であるとの背景認識があり、その結果、新設されたCG系列による取り組みが生まれました。

産官学連携のメリット

産官学連携の効果は三方面に分けられます。第一に、学校側は、生徒たちが学んだスキルを地元で活かす意識を培い、専門的なカリキュラムを提供することが求められます。第二に、産業界は専門的な知識を持った人材を確保することで、地域経済の発展に寄与します。最後に、自治体も生徒が地域に根ざした能力を身につけることへ期待がかかります。

特に天草工業高校のCG系列での教育活動は、地元企業とのコラボレーションによって、現実の業務環境に即した体験を提供できる点が評価されています。

撮影の様子と今後の展開

取材ビデオには、CG関連の授業や部活動の様子が盛り込まれています。この取り組みは、全国の専門高校への産学連携ノウハウの提供を意図した動画集として、「マイスター・ハイスクールネットワーク構築にかかる支援及び専門高校の産学連携に関する調査研究」に成果品として公開される予定です。

ORENDA WORLDは、デジタルアート天草の活動を今後も積極的に支援していく考えです。これにより、天草を中心にデジタルコンテンツ産業の担い手が育成され、地域活性化の一翼を担うことが期待されています。

デジタルアート天草について

一般社団法人デジタルアート天草は、天草市が補助し、今年の7月に設立されました。その業務はデジタルアート人材の育成から企業誘致、CG制作など多岐にわたります。

ORENDA WORLDは、デザインとテクノロジーを融合させた作品提供を通じて、様々な社会問題を解決するソリューションを目指しています。これからも国内外での活動を広げていくことでしょう。