サンダーコム、次世代5Gセルラーモジュールの技適認証取得
サンダーコムテクノロジーズ株式会社が、Qualcomm® Snapdragon™ X55を基盤とした次世代5Gセルラーモジュール「T55G-EA」が、日本の無線技術適合認証を取得したことを発表しました。この認証取得により、国内での5Gやローカル5Gを活用したIoTデバイスへの迅速な展開が可能となります。
技術的要件を満たしたT55G-EA
T55G-EAモジュールは、5G Sub-6GHzのSAモードとNSAモードをサポートしており、LTE、WCDMA、GNSSのL1/L5デュアルバンドにも対応しています。これにより、様々な無線通信規格に基づいた多機能なデバイスへの利用が期待されます。モジュールのサイズは42x42.5x2.6mmで、UART、USB、I2C、I2S、PCI-eといった多様な周辺インターフェースを提供します。
顧客にとっては、マーケティング投入の時間を短縮する大きな利点となるでしょう。加えて、外部ホストシステムとしてはWindows、Ubuntu、Android OSに対応し、開発者にとって利用しやすいSDKが用意されています。これにより、開発者がCPU性能を最大限活用できるようになります。
高まるIoT市場への対応
このT55G-EAは、特に産業向けのIoTデバイス、例えばMIFI、ゲートウェイ、ルーター、高解像度カメラ、オンラインエンターテイメント関連のデバイス、さらにはロボティクス、XR/AR、遠隔操作デバイスやノートパソコンなど広範囲にわたる高性能IoTデバイスへの応用が見込まれています。
さらに、T55シリーズにはもう一つのSKUである「T55M-EA」があり、こちらは5Gミリ波にも対応した製品として近日中にリリースされる予定です。
企業の成長戦略
サンダーコムの最高経営責任者であるHiro Cai氏は、「5G技術の迅速な開発が、産業のインテリジェント化を加速させる」と語り、今後も5G分野での取り組みを続けていくという意向を示しました。また、Qualcommと密接に協業し、顧客に魅力的な製品を提供していくことを強調しました。
サンダーコムについて
サンダーコムは、サンディエゴに本社を置く、サンダーソフトとクアルコムの合弁会社であり、IoTや自動車産業において革新を促進するために設立されました。特に次世代のテクノロジーに基づいたワンストップソリューションを提供し、Android、Linuxをはじめとする多様なオペレーティングシステムに関する高い技術力を持っています。サンダーコムは、高品質な製品の迅速な商業化を目指す顧客にとって、信頼できるパートナーとして活動しています。
詳細については、
サンダーコムの公式サイトをご覧ください。また、質問に関しては、サンダーコムジャパン株式会社までご連絡ください。メールアドレスは
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