沖縄の里海を守る活動が環境大臣賞を受賞!~恩納村コープサンゴの森連絡会の取り組み~
11月9日~10日に大分県大分市で開催された第43回全国豊かな海づくり大会で、沖縄県恩納村コープサンゴの森連絡会が漁場・環境保全部門において環境大臣賞を受賞しました。これは、15年以上にわたる持続可能な里海づくりの取り組みが高く評価された結果です。
15年にわたるサンゴ保全と地域貢献
恩納村コープサンゴの森連絡会は、パルシステム連合会をはじめ、地元の漁協、企業などが連携して設立されました。活動の中心は、恩納村の特産であるモズクの生産と、サンゴ礁の保全です。
具体的な活動としては、サンゴの養殖と植え付け、地域住民や消費者を巻き込んだ環境教育、研究機関との連携による里海の管理手法の改善などが挙げられます。また、陸域からの赤土流出を防ぐための対策にも力を入れており、海と陸の両面から環境保全に取り組んでいる点が評価されています。
パルシステムの取り組み
パルシステム連合会は、連絡会の構成団体として、この活動に積極的に関わってきました。消費者に安全で安心な水産物を届けるだけでなく、生産地との連携を通じて、持続可能な漁業や環境保全を支援しています。今回の受賞は、パルシステムのこうした取り組みの成果の一つと言えるでしょう。
天皇皇后両陛下との御懇談
全国豊かな海づくり大会は、天皇皇后両陛下が出席されるほど重要な大会です。渋澤温之氏(パルシステム連合会専務理事、恩納村コープサンゴの森連絡会会長)は、表彰式典に出席し、天皇皇后両陛下と懇談する機会にも恵まれました。
地域と消費者の連携
この活動の成功には、地域住民、漁業者、企業、消費者の連携が不可欠です。恩納村の住民は、サンゴ礁保全の重要性を理解し、積極的に活動に参加しています。また、パルシステムなどの消費者は、彼らの活動に共感し、モズクなどの生産物を購入することで支援しています。
未来への展望
恩納村コープサンゴの森連絡会は、今回の受賞を励みに、今後も持続可能な里海づくりを推進していくことを表明しています。パルシステムも、全国の連携団体と協力し、恩納村の地域資源を活用した里海づくりに貢献していくとしています。
関連情報
パルシステムの産直/サンゴの森を育てて里海を守る: https://www.pal-system.co.jp/sanchoku/action/protect-coral/
ぎょぎょメンタリー恩納村篇:
https://www.youtube.com/watch?app=desktop&v=3z4mqMTcKXE
はじめよう、これからの暮らしと社会 KOKOCARA: https://kokocara.pal-system.co.jp/2022/06/20/50years-of-the-reversion-of-okinawa-to-japan/
海と陸はつながっている~「サンゴの森づくり」から広がる沖縄の里海:
https://www.youtube.com/watch?v=YyxfDvjvJBE&t=1s
この取り組みは、地域社会と自然環境の共生を示す素晴らしい事例であり、今後の持続可能な社会づくりのモデルケースとして注目を集めています。