誠恵高等学校の生徒が三年連続で「二科展」入選の快挙達成
この秋、誠恵高等学校から二人の生徒が素晴らしい成果を収めました。同校の芸術コースに通う3年生の門倉菜々香さんと吉住優月さんが、その才能を発揮し、全国規模で開催される「二科展」に入選を果たしました。この快挙は、静岡県内でたった3作品が入選した中に、誠恵高校の生徒の作品が2つも含まれていることからも、そのレベルの高さを伺わせます。実は、これが3年連続での入選となり、学校全体が誇る偉業ともいえるでしょう。
誠恵高等学校の芸術教育の特徴
誠恵高等学校は1950年に設立された歴史を持つ高等学校で、普通コースの他に進学コース、情報処理コース、そして芸術コースが存在します。芸術コースでは、2年生からデザイン、絵画、陶芸の各専攻に分かれ、専門的な授業を展開しています。それにより、多くの才能ある芸術家が誕生しているのです。
特に陶芸専攻では、地元のプロ陶芸家による個別指導が行われており、生徒たちは実践的な経験を積むことができます。施設も充実しており、特にガス窯は1メートルの大きさという高校にしては珍しい設備が整っています。このような環境が、生徒たちの創作意欲を刺激しています。
入選した作品と生徒たちの想い
入選した作品の一つ、門倉菜々香さんの「鰭イ針」は、ゲーム好きな彼女が、好きなゲームの武器をイメージして作ったものです。彼女は、この作品を通じて、ゲームの世界観を現実に落とし込むことに挑戦しました。
>「案だしや素材集めにとても苦労しました。特に色合いや光沢感に気を使いました。」
彼女のコメントからは、試行錯誤を重ねた努力が伺えます。
一方、吉住優月さんの「Drape」は、ひらひらした造形が特徴的な作品で、どの角度から見ても楽しめるようにデザインされています。作品作りの過程での苦労や、先生の指導によるサポートを語る彼女の言葉には、感謝の気持ちがあふれています。
>「初めての展覧会で緊張しましたが、入選できたことがとても嬉しいです。」
未来へ向けた教育方針
現在、二人の作品は国立新美術館にて開催中の「第109回二科展」に展示されており、多くの来場者の目を引いています。誠恵高等学校では、授業や部活動を通じて、多様な能力を伸ばす教育を実施しています。また、生徒一人ひとりの進路に向けた指導も行っており、未来への道をサポートする体制が整っています。
今後も誠恵高校の生徒たちは、その独自の個性を活かしてさまざまな分野で活躍するでしょう。学校は、ますますの成長を促し、新しい時代に適応した人材の育成を目指しています。
イベント情報
「第109回二科展」
- - 日時: 2023年9月3日(水)〜9月15日(月・祝) 10:00〜18:00 (最終日14:00終了、9月9日は休館)
- - 場所: 国立新美術館(港区六本木7-22-2)
誠恵高等学校の生徒たちの作品を、ぜひ現地で体感してください。彼らの情熱と創造性が生み出した芸術を楽しみにしていてください。