日本留学フェア
2022-04-01 16:45:16
カンボジア人留学生を支援する日本留学フェアの取り組み
近年、日本の労働力の減少が問題視されており、その解決策の一環として外国人労働者の受け入れが進められています。その中で、カンボジア人留学生の受け入れが注目されています。カンボジア日本人材開発センター(CJCC)が主導する「日本留学フェア」は、この流れに沿ってカンボジア人が日本で学ぶ機会を提供することを目的としています。この取り組みは、2025年までに5,000人のカンボジア人が日本に留学できるようサポートすることを宣言しています。
CJCCは、独立行政法人国際協力機構(JICA)や独立行政法人国際交流基金(JF)との協力のもと、2004年から日本語教育や文化交流を行っている公的な教育機関です。ビジネスマンや起業家向けの研修プログラムも行っており、多様な分野でカンボジアと日本の架け橋となる活動を展開しています。
日本政府は、「留学生30万人計画」を掲げ、日本の大学に優秀な留学生を呼び込むための政策を推進中です。この取り組みは、日本の労働力を補完するための重要な要素となっています。2013年から2019年にかけて、カンボジア人留学生の数は約2倍に増加し、2019年には751名に達しました。これにより、カンボジアからの留学生が日本社会に果たす役割が期待されています。
CJCCは、カンボジアからの日本への留学生受け入れを促進する「日本留学フェア」を毎年実施しています。2019年には650名の学生が参加し、大学のブースを訪れるなど、非常に好評でした。しかし、2020年と2021年は新型コロナウイルスの影響でオンライン開催となり、柔軟な対応を求められました。その中で、2021年には「スタディ・イン・ジャパン」のウェブサイトも開設し、カンボジア人学生と日本の大学をつなぐ取り組みを強化しました。
2022年10月には、対面とオンラインを組み合わせたハイブリッド型の留学フェアを目指し、準備を進めています。このイベントを通じて、カンボジア人学生の夢の実現をサポートし、さらなる留学生数の増加を目標としています。また、CJCCは毎年の留学フェアに加えて、教育機関と連携したセミナーや他のイベントを開催し、カンボジア学生のニーズに応える柔軟なサポート体制を整えています。
CJCCの取り組みは、多くのカンボジア人学生に日本の教育に関心を持たせ、留学を実現するための重要なサポートを提供しています。興味のある大学や教育機関は、ぜひお問い合わせいただき、彼らの取り組みを通じて留学生数の増加に協力できると幸いです。CJCCは、カンボジアの未来を担う人材を育成し、日本とカンボジアのさらなる関係強化を目指しています。
詳細については、 CJCCの公式サイトやFacebookページを確認することができます。これからの日本留学フェアに参加して、日本での新しい挑戦を始めるカンボジアの学生たちを応援しましょう。
会社情報
- 会社名
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カンボジア日本人材開発センター
- 住所
- Russian Confederation Blvd(110)., Tuol Kork, Phnom Penh, Cambodia.CJCC, Royal University of Phnom Pehn
- 電話番号
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