木村工業が手掛ける新たな挑戦
名古屋市に本社を置く木村工業株式会社は、創業85年を迎え、若手人材の採用強化と企業ブランディングを目指した新プロジェクト「WORK PRIDE PROJECT」を発表しました。このプロジェクトでは、社員の声を反映したオリジナル作業着を開発し、2026年5月から実用開始予定です。
プロジェクトの背景
建設業界は長年にわたって人材不足が深刻な問題となっており、特に若手の採用が争奪戦を迎えています。企業イメージは就職先を選ぶ重要な要因とされ、木村工業も「かっこいい作業着で働きたい」という希望や、「会社の雰囲気が伝わる制服に魅力を感じる」といった学生からの意見を聞いてきました。その一方で、社内でも既製品の作業着に関する不満が多数寄せられており、主にサイズ感やシルエット、動きやすさに対する要望が挙げられました。
作業着は単なる仕事着ではなく、企業の姿勢や価値を表現する役割を果たします。木村工業は「自信を持って着用できる、自分たちらしい作業着」を作りたいという考えを抱いていましたが、中小企業にとってオリジナル作業着の製作はコスト面や発注ロットの課題があり、実現には至っていなかったのです。しかし名古屋市を拠点とする他企業との出会いにより、この構想が具体化しました。
プロジェクトの構成
「WORK PRIDE PROJECT」は、木村工業、株式会社YRS、ダイキョーオータ株式会社という名古屋の異なる業種3社が協力して実現しました。YRSはオーダースーツや医療・介護向けの白衣事業を展開し、デザインやスタイルのノウハウを持つ企業です。このプロジェクトでは、彼らがデザイン監修を担当し、木村工業が求める作業着の全体的なコンセプトを形にしました。
ダイキョーオータは帽子やユニフォームの企画・製造を行うメーカーであり、木村工業のニーズを的確に具現化するパートナー役を務めました。この2社の協力を受けて、社員の意見を取り入れた「働きやすさ」と「見た目の良さ」を両立させた作業着を目指しました。
開発過程
実際に作業着を使用する社員の声を大切にしながら開発が進められました。ポケットの大きさや配置、パンツの丈に至るまで細かく検討し、試作は3回行われました。各試作段階で社員に試着してもらい、フィードバックを基に改良が重ねられていきました。最終的に、施工管理職や現場監督向けにはジョガータイプパンツを、営業職にはストレートタイプを用意し、役割や業務内容に応じた仕様となっています。
YRSが持つオーダースーツや白衣事業の知見を活かし、動きやすさに加えて、さまざまな体型の社員にフィットするシルエットの追求も行われました。一般的には既製品に会社名を付けるだけですが、木村工業は社員の意見を反映したオリジナル作業着の開発に取り組んだのです。
プロジェクトの意義
このオリジナル作業着は、単にユニフォームを刷新するだけではなく、社員の快適な職場環境づくりや企業ブランディングを強化し、若手人材の採用も助ける取り組みと位置付けられています。異業種の名古屋企業3社の専門性を組み合わせ、優れた作業着を実現したことが本プロジェクトの大きな特徴です。
木村工業はこの取り組みを一過性のものとせず、引き続き社員の声を活かした改善を行い、より良い働きやすい環境作りに努めていきます。また、地域企業との共創を通じて建設業界の魅力を発信し、社会に必要とされる企業を目指して努力していく所存です。
参考企業
名古屋市瑞穂区に本社を構えるアパレル企業。オーダースーツや医療・介護業界向け白衣事業を展開。
公式サイト
名古屋市中川区に本社を置く帽子・ユニフォームメーカー。多様な業界向けOEM製品を提供し、企業ユニフォームの企画・製作も行っています。
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創業は昭和15年。建築改修工事の分野で80年以上の確かな技術を誇り、愛知県名古屋市を拠点に活動中。
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