横浜に新たに誕生する支援拠点の全容
2026年4月1日、横浜市に新しい支援の拠点「おれんじハウスそだちとケアベース」が誕生します。この施設は、保育、医療、発達支援を一体化した総合支援拠点として、旭区の二俣川と戸塚区に2拠点が同時に開設されます。
地域の期待に応える新しいモデル
この新拠点では、「横浜市医療的ケア児サポート保育園」として認可を受けた保育所を始め、発達支援や放課後支援、医療相談機能も備えています。医療的ケアが必要な子どもや特性のある子ども、地域の子どもたちが年齢や制度の壁を越えて共に生活し、成長できる環境を整えることを目指しています。特に二俣川拠点には診療所も併設され、こども訪問看護ステーションとの連携が期待されています。支援は家庭や地域の暮らしに密接に関わり、切れ目のないモデルを築くことを意図しています。
分断された支援の現実
現在、医療的ケア児や特性のある子どもたちを取り巻く支援は、年齢や制度により分断されることが多く、そのたびに家族は新たに関係を築く必要がありました。おれんじハウスは、このような現状に対し課題を持ち、「暮らしのための拠点」を構想しました。
「そだちとケアベース」の概要
この新しい拠点のコンセプトは「こどもと家族、地域の暮らしに寄り添うこと」。施設には認可保育所や児童発達支援、放課後のデイサービス、相談支援事業所といった複数の機能が集約されています。これにより年齢や制度が変わっても、同じ場所で育ちを支え続けることができます。また、保育士、看護師、栄養士、医師、心理士といった多職種が同じ場所で関わる体制を整え、日常生活の中で医療や発達支援が自然に施されるよう工夫されています。
インクルーシブな環境
「おれんじハウスそだちとケアベース」は、医療的ケアの有無にかかわらず、共に生活することを重視した設計となっています。特別な支援の場ではなく、日常の生活の中で支援があるという新しい地域インフラモデルの創造を目指しています。
利用対象の幅広さ
この拠点は、医療的ケアが必要な未就学児だけでなく、特性のある未就学児、一般の未就学児、小学生、地域の親子まで、多くの家族が利用できるよう設計されています。
診療所の設立について
二俣川拠点に併設される診療所は、2026年5〜6月に開設予定で、地域の暮らしを考慮した医療支援を行う方針です。医療的ケア児支援において長年の経験を持つ医師も参画し、地域での生活に密接に紐づいた医療を提供します。
代表者の想い
「おれんじハウス」の理事長、中陳亮太は、この拠点についての思いをこう語っています。「制度が変わるたびに、こどもと家族が環境を変えなければならない。その当たり前を変えたい」。彼は、医療的ケアの有無に関わらず、こどもたちが共に生活できる拠点を提供することで、横浜から新たな社会を作り出したいと考えています。
今後の予定
「おれんじハウス」の認可保育所は一次申込が終了し、早くも多くのクラスで定員がほぼ達しています。併設の児童発達支援、放課後デイサービス、放課後児童クラブも利用希望者の申し込みを受け付けており、今後の拠点の成長が期待されます。詳細資料の提供や取材も歓迎していますので、興味のある方はぜひお知らせください。
認定NPO法人おれんじハウス
所在地: 神奈川県横浜市神奈川区栄町1-19 グレイス横浜ポートシティ1階
設立: 2013年4月1日
公式HP:
おれんじハウス公式サイト