朝日新聞社、大阪市女性活躍最優秀賞受賞の背景
株式会社朝日新聞社は、2025年度の「大阪市女性活躍リーディングカンパニー」市長表彰において、大規模企業部門の最優秀賞を受賞したことが発表されました。この受賞は、メディア業界において初めてのことであり、働きやすい環境の提供や、女性の管理職比率の向上に努めてきた結果が評価されたものです。表彰式は2月4日に行われる予定です。
受賞理由の詳細
この表彰は、男女が平等に活躍できる職場環境を整える取り組みに対して贈られるものであり、大阪市が1月29日に発表しました。特に注目すべきは、朝日新聞社が策定した「ジェンダー平等宣言」です。この宣言は、取材対象者の選定時に男女比を40%未満にしないことや、管理職における女性比率の倍増を目標としています。さらに、達成状況を定期的に公開することで、独自の取り組みとしての透明性を確保しています。
若手社員の育成に向けたジョブシャドーイング研修の実施も評価されています。この研修は、女性管理職の意識改革に寄与し、制度を通じて新たに女性が役員として参画する基盤を作りました。特に、女性初の大阪本社代表がこの研修から生まれたことがその成功を物語っています。
働き方の多様性へのサポート
また、育児と仕事を両立しやすくするために設けられた「子ども付き添い休暇」も注目されています。この制度により、中学生以下の子どもの看護や入学式に自由に休暇を取得できるようになり、多様な働き方への支援が行われています。さらに、骨髄ドナー休暇制度や介護、副業などに対応した短時間勤務制度の導入も評価されています。
角田社長のコメント
株式会社朝日新聞社の角田克代表取締役社長は、この受賞について「147年前に大阪で設立したことに誇りを持ち、このたびの受賞を光栄に思います。昨年度の東京都女性活躍推進大賞事業者部門優秀賞に続く受賞でもあり、私たちの取り組みが多くの方に評価されたことを嬉しく思っています。」とコメントしています。
彼はさらに、社内の意思決定層に女性がより多く参加することを目指しており、役員自らが研修に参加することで社内の意識改革にも貢献していると述べています。このような取り組みを通じて、朝日新聞社は信頼される報道機関としての役割を果たし、よりよい社会の実現に向けて努力を続けるとの決意を示しました。
未来に向けた展望
2020年に公表された「ジェンダー平等宣言」は、報道や事業における多様性の確保を目的とし、数字目標を伴ったアクションプランが整備されています。朝日新聞社は、国際女性デーに合わせた様々なキャンペーンも展開し、社内の取り組みを広く周知してきました。この活動は、他のメディアにも影響を与える形で広がりを見せています。
今後も朝日新聞社は、男女問わずすべての社員が力を引き出せる環境の構築に努め、さらなる改革を進めていく意向です。今回の受賞は、その変革の一つの成果であり、より良い社会づくりに貢献するための一歩であると言えるでしょう。