未来を紡ぐ布
2024-10-10 14:06:36

持続可能な社会を目指す新素材『ヴィンテージコットン』発表

新素材『ヴィンテージコットン』の誕生



岩手県盛岡市に本社を置く株式会社やよいディライトは、独自に回収した高品質な布団綿を使用した新素材「ヴィンテージコットン」を開発しました。この素材は古い綿とオーガニックコットンを組み合わせたもので、小ロットでの受注生産を特徴としており、持続可能な製品づくりを推進しています。

ヴィンテージコットンの特徴


「ヴィンテージコットン」は、古綿40%とオーガニックコットン60%を組み合わせています。これにより、環境への負荷を軽減しつつ、必要な分だけ提供できる仕組みを確立しました。受注受付は2024年10月15日から開始される予定で、納期は約3ヶ月。価格は生地の参考として1mあたり5,000円、糸も1kg2,000円から提供されます。

生地サンプルについて


実際に使用される生地サンプルも用意されています。具体的には、40/40平織(甲州織)、40/20綾織(甲州織)、20/20カットソー生地(天竺)のラインアップがあります。これらの生地は、製品化された際のデザインイメージも考慮して選ばれています。

再生プロセスと環境への配慮


床から押し入れまで再生される上質な布団綿は、反毛、混打綿、カーディング、練条、粗紡、精紡、捲糸といった工程を経て新たな糸や生地に生まれ変わります。その過程で、トルコ産のオーガニックコットンを使用し、国際的な基準であるOCS認証を受けた素材を採用しています。これにより、環境負荷を軽減しながら、高品質な製品を提供することが可能となっています。

企業の理念と今後の取り組み


やよいディライトは、婚礼布団に込められた深い愛情や家族の絆を大切にし、その文化を未来へ繋いでいくことを使命としています。「捨てるのではなく、何かの形で残したい」という声に応える形で、資源を最後まで使い切り、自然に還すことで持続可能な未来を実現するための取り組みを進めています。

寝具業界の課題


現在、寝具業界はリサイクル率が非常に低く、2023年の数値はわずか2%ですが、やよいディライトはそれを2028年には20%へ引き上げる目標を掲げています。化学繊維の使用が主流であるため、廃棄問題が深刻化していますが、綿布団は再利用可能であり、これがサステナブルな選択へと繋がるのです。

メタバースでのブランド発表会


さらに、やよいディライトは2024年10月20日にメタバースプラットフォーム「Rium」でブランドの発表会を開催します。このイベントの目的は、ヴィンテージコットンの価値をメタバースで伝え、持続可能な製品の魅力を体感してもらうことです。参加方法は簡単で、皆さんがパソコンやスマートフォンを通じてアクセスが可能です。

企業情報


株式会社やよいディライトは、法人向けの寝具製造やオリジナル寝具のリフォームを行っており、持続可能な製品作りと地域貢献を心がけています。企業のビジョンとして、寝具に刻まれた「想い」を形にする取り組みをこれからも続けていきます。

以上のように、やよいディライトの「ヴィンテージコットン」は、サステナブルな未来を見据えた新たな挑戦であり、日本の伝統と未来を繋いでいく重要なキーワードとなるでしょう。


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会社情報

会社名
株式会社 やよいディライト
住所
岩手県盛岡市東仙北2丁目14−28
電話番号

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