株式会社バイオーム、ISMS認証取得の意義
生物多様性データを扱う株式会社バイオームが、2025年1月25日付でISO/IEC 27001:2022およびJIS Q 27001:2023に準拠した情報セキュリティマネジメントシステム(ISMS)認証を取得したことを発表しました。この認証は、同社が取得した生物情報に関連するデータの安全性と信頼性を高め、クライアントやユーザーからの期待に応えるための新たな基盤を構築するものです。
企業の取り組みと背景
株式会社バイオームは、いきものコレクションアプリ「Biome」や、生物調査支援ツール「BiomeSurvey」、さらには生物種数を予測する「BiomeViewer」といったプロダクトを通じて、広範な生物情報データを活用した革新的なサービスを提供しています。
近年、サイバーセキュリティの脅威が増加しており、情報セキュリティの強化は企業活動にとって不可欠です。そのため、バイオームは情報セキュリティに特に注力し、ISMS認証を取得することを決定しました。
ISMS認証の概要
ISMSは、情報の機密性、完全性、可用性を確保するための管理体制を整えていることを示す国際的な枠組みです。
認証を受けることで、企業が厳格なセキュリティポリシーを遵守し、適切なマネジメントを行っていることが証明されます。
バイオームの今回の認証は、以下の内容になります。
- - 登録番号:IS 814621
- - 登録組織:株式会社バイオーム四条烏丸オフィス
- - 登録範囲:生物多様性関連システムの開発・運営
- - 適用規格:ISO/IEC 27001:2022 / JIS Q 27001:2023
- - 登録日:2025年1月25日
- - 審査機関:BSIグループジャパン株式会社
この認証により、バイオームはより強固な情報セキュリティ体制を築き、ユーザーやクライアントに対する信頼性を高めることに努めていきます。
株式会社バイオームのビジョン
バイオームは、「生物多様性の保全を社会の当然に」というビジョンのもと、2017年に設立されました。以降、同社は生物情報のプラットフォームを構築し、ユーザーがリアルタイムで生物情報を取得できる環境作りを目指して様々なプロジェクトに取り組んでいます。
経済産業省から「J-Startup」の認定を受けるなど、数々の受賞歴もある同社は、さらにその信頼性を高めることを目指しています。
まとめ
株式会社バイオームのISMS認証取得は、同社が今後も安心して利用できる生物情報サービスを提供し続けるための大きな一歩です。生物多様性に関連したデータの安全性を確保することで、より多くの人々がこの大切なデータにアクセスし、その保全に貢献することができるでしょう。
今後もバイオームがどのようにその取り組みを進めていくのか、注目していきたいと思います。