新作エンターテインメント時代劇『幕末』の上演決定
2025年の始まりと共に、劇団そとばこまちが誇る新作エンターテインメント時代劇『幕末』が、大阪と東京で上演されることが発表されました。本作は、関西で47年の歴史を持つ老舗劇団の「エンターテインメント時代劇シリーズ」のひとつであり、初演は2018年に行われました。
この『幕末』は、『大阪府ナイトカルチャー発掘・創出事業』の一環として、異国の観客や言語が通じない方にも楽しんでいただけるよう、ノンバーバル(非言語)形式で創作されています。物語は、歴史の激動期を生きた新選組の沖田総司と坂本龍馬の友情を描き、それぞれの使命を追求することで生じる宿命に焦点を当てています。
袖を通す俳優たち
主演は、元宝塚歌劇団月組の光月るうが坂本龍馬役、彩音星凪が沖田総司役を演じます。両者とも宝塚出身の実力派で、退団後も舞台やライブで積極的に活動しており、それぞれのキャリアにおいて高い評価を得ています。その他にも、劇団の副座長で看板女優を10年以上務める南園みちなや、舞台や映像で広く活躍している新谷佳士、さらには元宝塚宙組の彩羽真矢、そして元宝塚花組トップ娘役の大鳥れいが出演する豪華なキャストです。
一度きりの出演
本作は、劇団そとばこまちの七代目座長である坂田大地によって脚本・演出されます。彼は、ハートフルなコメディの要素とエンターテインメント時代劇の技術を融合させることで、新しい形の舞台を創り上げています。坂田の手掛けた過去の作品も高く評価されており、現在もTVメディアや他団体とのコラボ公演を積極的に行っています。
枠を超えた表現
2020年には、全編の台詞を書き起こし、より分かりやすく、深い物語へと進化させ再演を果たしました。さらに、2022年にはABCテレビとのコラボにより、ストーリーが大きな話題を呼びました。2024年10月にはダンスを基にした舞台も上演予定で、時代劇というジャンルを新たな形で表現しています。
幕末の激動
物語は幕末、日本が変革に向かう中、新選組の沖田総司と江戸の志士坂本龍馬が関わることで描かれます。二人は運命的に出会い、心を通わせつつも、互いに異なる立場として「敵」であることに苦しむことになります。沖田は、愛刀「菊一文字」を手に、決断を迫る状況に直面します。果たして、彼は龍馬を斬るのか、それとも…。
公演情報
このエンターテインメント時代劇『幕末』、公演は2025年2月末に大阪、3月初旬に東京で行われる予定です。詳細については、後日公式サイトで発表される予定です。
劇団そとばこまちの公式サイトでは、来園の際の詳細情報やチケット情報が随時更新されます。ぜひ、迫力の殺陣や圧巻のダンス、日本の心の和楽器による演奏を体感し、エンターテインメント時代劇『幕末』の魅力に浸っていただければと思います。