千葉県四街道市が目指す「ゼロカーボンシティ宣言」と市職員の行動計画
四街道市が挑むゼロカーボンアクション
千葉県四街道市は、2020年7月に「ゼロカーボンシティ宣言」を行い、地球温暖化の主な原因である二酸化炭素の排出量を2050年までに実質ゼロにする目標を掲げました。この取り組みは、地域全体の脱炭素化を促進するための重要な一歩として位置づけられており、具体的な行動計画が策定されています。
地球温暖化防止の具体的な取り組み
四街道市は2022年8月に改訂した「四街道市地球温暖化防止実行計画」を通じて、2030年度までに二酸化炭素の排出量を2012年度に対して48.5%以上削減することを目指しています。これを実現するためには、市長を先頭とした市職員による具体的な行動が欠かせません。市職員は自ら模範となり、市民や地域の事業者にも影響を与える行動が求められます。
職員の脱炭素化行動
四街道市では、職員が実施する「ゼロカーボンアクション」の具体例が挙げられています。まず、各課が実践すべき必須行動として「エアコンの適切な温度設定」や「照明のこまめな消灯」、「パソコンの電源管理」が明記されています。これらの行動は、日常業務の中で簡単に実行可能であり、小さな努力が大きな効果を生むことを示しています。
また、職員が個々に意識するべき「トライアクション」も提案されています。これには「ノー残業デーの徹底」や「温水洗浄便座の閉蓋」、「エアコンの運転時間短縮」などが含まれ、意識改革を進めるための具体的な行動指針となっています。さらに「階段の積極的な利用」や「エコドライブの実践」、「マイボトルの持参」など、生活習慣の見直しを促す項目が多く含まれており、身近なところから取り組むことで脱炭素化に貢献できることを示しています。
目標達成に向けた市民との連携
市が目指す「ゼロカーボンシティ」は、ただ市政の取り組みだけでは実現できません。市民や地域の事業者とも協力し、一緒に環境問題に取り組む姿勢が重要です。市職員が先導し、市民も共に行動することで、四街道市全体の意識を高めていく必要があります。そのため、市では定期的に市民向けのセミナーやワークショップを開催し、脱炭素社会の実現に向けた情報提供や啓発活動を行っていく予定です。
取り組みの開始日と今後の展望
市職員によるゼロカーボンアクションの具体的な取り組みは、2025年4月1日から始まります。この日から、職員は自らの行動で市の目標達成に向けて動き出し、市民に対してもその姿を示していくことでしょう。四街道市のこの挑戦が、他の自治体にも良い影響を与え、全国的な脱炭素化の流れに寄与することを期待しています。
今後も四街道市の動きに注目し、脱炭素化への取り組みがどのように進化していくのか、私たち市民一人一人がその一端を担うことが求められます。
会社情報
- 会社名
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四街道市役所
- 住所
- 千葉県四街道市鹿渡無番地
- 電話番号
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043-421-6162