HR Forceと船井総研が手を結び、新たな人的資本経営支援本部を発足
2026年1月1日、株式会社HR Forceと株式会社船井総合研究所が事業統合を発表しました。新たに誕生するのは「船井総研HC(仮称)」で、この取り組みにより企業の人的資本経営を支援する新たなワンストップサービスが始まります。この統合の背景には、急速な人材課題の変化や複雑化があり、特に採用やリスキリング、リテンションといった側面が重要視されています。
統合の背景とその狙い
近年、多くの企業が人材不足や人材の定着困難に直面しています。これは単なる採用難ではなく、企業が抱える人材課題が多様化し、さらにAI活用が求められるようになったためです。この状況に対応するため、HR Forceと船井総研はそれぞれの強みを融合させ、企業ニーズに応えるための体制を整えることを決定しました。
- - HR Forceの強み:求人媒体運用や生成AIを用いた候補者マッチング技術に強みを持っており、テクノロジー領域でのリーダーです。
- - 船井総研の強み:中堅・中小企業向けのHRコンサルティングに長け、現場での実行力があります。
この二つの強みを融合することで、企業は人事戦略全般(採用、育成、定着)を一つのチームでプランニングから実装、運用まで支援を受けることができるようになります。
提供する価値
この統合を通じて創出される新たな価値には以下のようなものがあります。
1.
タレント獲得力の強化
- 企業のニーズに応じて、必要な人材をタイムリーに確保できるシステムを構築します。
2.
エンゲージメントとパフォーマンスの最適化
- ピープルアナリティクスを活用し、社員の成長意欲を高め、定着を促す組織文化を育成します。
3.
AIプロセスのオートメーション
- デジタル技術を現場に根付かせ、業務効率を持続的に向上させるプロセスを導入します。
今後の展望
この統合によって、HR Forceのデータドリブンなテクノロジーと船井総研の経営者伴走力を融合し、新たなサービスを展開していく予定です。今後は、現場に寄り添う伴走型のスタイルを継続し、人や組織の可能性を最大化することを目指します。これにより、従業員の生涯価値(ELTV)を向上させ、日本の人的資本の進化に寄与することが期待されます。
HR Forceは、企業の採用課題を解決するためのHRソリューション事業を展開し、様々なサービスやプロダクトを通じて企業を支援しています。今後もこのサービスの充実を図り、企業の成長を後押しし続ける意向です。