医療情報を活用する新たな戦略
2021年11月、医療ビッグデータを駆使した新しい事業が始まりました。新会社である
株式会社ヘルスケアコンサルティングは、ヘルスケアやライフサイエンス分野の経営コンサルティングを提供し、さまざまな医療関連データの解析からエビデンスの創出、さらにはマーケティング支援に至るまでのワンストップサービスを目指しています。
医療ビッグデータ解析の意義
医療関連情報は、レセプト、電子カルテ、患者報告アウトカム、SNSデータなど多岐にわたりますが、これらデータは単独では価値を持ちません。データを統合して分析することで、初めて有用なエビデンスが生成されるのです。このような観点から、ヘルスケアコンサルティングは、データサイエンスに精通したプロフェッショナルチームを持ち、迅速かつ多角的な情報創造に努めます。
具体的な取り組み
現在、当社は既に実績を上げており、リアルワールドデータ(RWD)をもとにした論文作成の支援や、医療関連情報の統合分析を行っています。特に特定疾患の患者数や分布の推定は重要で、多くの企業や医療機関に対し、欠かせないデータを提供するものとなっています。この活動は、親会社である
ケアネット社の約20万人の医師会員からの協力も得て行われており、分析結果の信憑性を高めています。
会社の背景と目標
ヘルスケアコンサルティングは、医療ビッグデータの活用を通じて、医薬DX事業の新たなモデルの構築を目指すケアネット社の一部門として設立されました。今後も、医療のさまざまな現場でニーズに応えられるような研究デザインからエビデンスの創出、さらにプロモーションに至るまでの一貫した支援サービスを展開し、多くの企業の課題解決に貢献していく所存です。
会社概要
- - 名称: 株式会社ヘルスケアコンサルティング
- - 代表者: 代表取締役CEO 小久保欣哉
- - 所在地: 東京都千代田区富士見1-8-19 住友不動産千代田富士見ビル
- - 設立日: 2021年11月
- - 資本金: 2,000万円
- - 主な事業: 経営コンサルティング、医療ビッグデータによる研究デザイン支援、マーケティング支援など
- - URL: https://www.hc-c.co.jp/
小久保欣哉氏の経歴
株式会社ヘルスケアコンサルティングのCEO、
小久保欣哉氏は経営学の博士号を持ち、北海道大学や東京都立大学で学ばれた経歴があります。また、日本イーライリリーやキャップジェミニでの経験を経て、経営コンサルタントとしてのキャリアを築いてきました。多くの企業で顧問を務めるなど、幅広いビジネスの知識と経験を有する実力派のリーダーです。
まとめ
新たに設立された株式会社ヘルスケアコンサルティングは、医療ビッグデータの解析と活用を通じて、ヘルスケア分野に革新をもたらす期待が高まっています。今後の活動から目が離せません。