ヒロタが100周年を迎えリブランディング、東京と大阪に新店舗をオープン

ヒロタが迎える100周年の新たな挑戦

洋菓子ブランドとして愛されるヒロタが、2024年に創業100周年を迎えます。この記念すべき日を機に、リブランディングを行い、東京と大阪に新しい旗艦店をオープンすることが発表されました。2つの新店舗では、ヒロタならではのシュークリームや洋菓子が楽しめるほか、特別商品も用意される予定です。

ヒロタの歴史

ヒロタの歴史は、1924年にさかのぼります。創業者の廣田定一が自宅を改装し、洋菓子の製造販売を始めました。1935年にはシュークリームの実演販売ショップをオープンし、1948年には神戸の元町に「洋菓子のヒロタ」の基盤となる元町店を設立しました。その後もシューアイスの開発や東京進出、さらにはフランス・パリへの進出など、グローバルな展開を進め、常に新しい挑戦を続けてきました。2000年代には経営危機に直面しましたが、多くのサポートを受けて新商品やOEM事業などを展開しました。

100周年リブランディングの概要

100周年を祝うため、ヒロタは“懐かしくて新しいヒロタ”というコンセプトでリニューアルを行います。この新しいブランドの姿勢では、従来からの「ヒロタのシュークリーム」を中心に据えつつ、革新を続けていく意志が表されています。

特筆すべきは、全商品の100周年特別仕様です。定番のシュークリームはクリームを増量した限定バージョンが登場し、焼き菓子やケーキ、和菓子などさまざまな商品がラインナップされます。さらに、懐かしさと新しさを融合させた新しい商品が発表される予定です。

ロゴとブランドモチーフの変更

新しいロゴは、現行の「HIROTA」からカタカナの「ヒロタ」に変更されます。象徴的なブルーを残しつつ、創業当初のロゴをイメージしたフォントを使用し、懐かしさを演出しています。また、ヒロタのブルーと赤を組み合わせたチェック柄が、店舗やパッケージのデザインに反映され、視覚的にも新しいヒロタを感じさせます。

東京・東銀座店と大阪・えびすばし店

新しい旗艦店は、2023年10月1日に東京の東銀座と大阪のえびすばしにオープンします。東銀座店は、懐かしさを感じるネオンサインやシュークリームモチーフの壁が印象的で、思わず写真を撮りたくなる空間に仕上がっています。また、大阪店は、ヒロタの創業地に戻り、レトロ感あふれるショップ外観が特徴です。両店舗では、特別な商品や遊び心あふれるグッズも販売されます。