マルケ州の魅力を発信する公式記者会見
2025年日本国際博覧会(大阪・関西万博)のイタリア館で「Ars ~ マルケ州の技術と能力」というテーマの公式記者会見が、2025年6月2日に開催されました。この日はイタリア共和国建国記念日でもあり、国内外のメディア関係者約50名が集まり、マルケ州の魅力が伝えられました。
会見には、2025年大阪・関西万博のイタリア政府代表、マリオ・ヴァッターニ大使をはじめ、マルケ州経済開発評議員のアンドレア・マリア・アントニーニ氏、世界的な作曲家であるジョヴァンニ・アレーヴィ氏が出席しました。アレーヴィ氏は、17歳の時に作曲した曲に「Japan」というタイトルを付けた経験を語り、日本でのコンサート活動が長年にわたり続いていることを喜びで表現しました。
この会見は、マルケ州の芸術、文化、そして職人技を発信する貴重な場となり、多くのメディアに取り上げられました。アントニーニ氏は「毎週異なる州をPRする機会があり、マルケ州を紹介できることは非常に喜ばしい」と感謝の意を示しました。
イタリア館での展示会
この記者会見の後、マルケ州は2025年6月1日から7日までの期間、EXPO 2025大阪のイタリア館で様々なイベントを展開しました。そのスローガンである「Ars ~ マルケ州の技術と能力」は、芸術や技術、才能、職人技、そして規律を示しており、地域の多様性を表現する良い機会となりました。
展示会では、マルケ州の織りや結び目で作られたオッフィーダのレース職人技が披露されました。また、手工業と革新を兼ね備えた赤いVanity Chiarのアイテムや、マルケ州発祥のブランドTOD'Sのシューズ、さらにはフィアム・イタリアによるゴースト肘掛け椅子と、日本の帯絹から作られたキモノスリッパも展示されました。
行政や産業界の両面での取り組みとして、NASAが唯一承認した革新的なインタラクティブSFS2(スマートフライトスーツ)も紹介され、その先進性をアピールしました。さらに、逆光デザインのオリヴィエロ・フィオレンツォによるインスタレーションも展示され、来場者に強い印象を与えました。
これらの展示を通じて、マルケ州は過去と現在の融合がイノベーションに繋がることを実証し、「職人技が生きた遺産」として世代を超えて受け継がれる文化の重要性を訴えかけています。美しい景観や、美食に恵まれたマルケ州は、多くの来場者に魅力を伝え続けています。
特に、ワインやグルメも大きな魅力であり、地元の食材を活かした料理が多くの美食家の心を掴んでいます。今回の展示会では、そうしたマルケ州の「Ars」を体感できる空間が提供され、参加者は充実したアートな旅を楽しむことができました。
今後の展望
さらに、マルケ州や地元企業は、大阪・関西万博以外でも東京や大阪市内でのワークショップやイベント、ファッションショーを通じて、地域の魅力を広める取り組みを続けていくとのことです。日本の方々に向けて、マルケ州の豊かな文化や最新技術を発信していく計画が進行しています。
公式記者会見や展示会の詳細については、イタリア館のオフィシャルサイトで確認することができます。興味のある方はぜひ訪れてみてください。
【お問い合わせ】
在日イタリア商工会議所
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