動画面接サービス導入
2018-09-06 09:00:15
立命館アジア太平洋大学が動画面接サービス導入、留学生入試を革新
立命館アジア太平洋大学が動画面接を導入
立命館アジア太平洋大学(APU)が、いまだかつてない日本初の「Movie インタビュー for University」という入試向けの動画面接サービスを導入しました。このサービスは、留学生を対象としており、面接をインターネット上で実施できることが特徴です。
大学入学者選抜改革の流れ
文部科学省が推進する「大学入学者選抜改革」では、学力の「知識・技能」「思考力・判断力・表現力」「主体性・多様性・協働性」に重きを置いており、これに対応。そのため、「面接」や「プレゼンテーション」などの評価方法への転換が急務とされています。加えて、2020年を目途に留学生30万人を受け入れる「留学生30万人計画」も進行中で、国内外からの留学生数は増加する期待があります。
「Movie インタビュー for University」の実力
「Movie インタビュー for University」は、受験生と面接官がスマホやタブレット、パソコンを用いて場所や時間を選ばずに面接を行えるという利点を持っています。このサービスを通じて、APUは業務負荷の軽減を図りつつ、大学入学者選抜改革やICT化にしっかりと対応しようとしています。教育分野におけるICTの普及が進む中で、Web出願システムなども導入されつつあります。
APUの国際的背景
APUは、約90の国や地域からの留学生が在籍し、全学生約6,000人の半数以上を占めるグローバルな教育環境が魅力です。これまでの入試ではインターネット経由と現地での面接に分かれており、双方の調整に苦労がありました。しかし、「Movie インタビュー for University」の導入により、時間や距離の制約から解放されることが期待されています。これに対し、APUの担当者も期待の声を寄せています。
APUからの前向きなコメント
APUのアジア太平洋研究科長のLI Yan(リ・エン)氏は、「この新サービスにより、国内外から自由に受験ができるようになり、優秀な学生を我々のキャンパスに迎え入れることができる」と意気込みを語っています。また、経営管理研究科(MBA)の大竹敏次氏も、「このサービスを活用し、国際的な評価を受けているAPUで学びたい学生の出願を心から期待しています」と述べています。
サービスの概要
「Movie インタビュー for University」は、受験生が指定期日までに自分の回答を動画で撮影し、面接官がそれを評価できる仕組みです。面接官は同じ質問を何度もする必要がなくなり、効率的に評価が行えますので、手間も省けます。さらに、リアルタイムでの面接も可能で、大学はニーズに応じた面接方法を選べる柔軟さも持っています。
ODKの背景
「Movie インタビュー for University」を提供する株式会社ODKソリューションズは、入試業務のアウトソーシングサービスを半世紀以上にわたり提供し、現在では約110万人分の志願者データを扱っています。これにより、高度なデータ処理能力を有し、大学の入試業務に大きな貢献をしています。
今後、APUにおける新しい入試制度がますます広がりを見せることが期待されます。受験生にとっても、利便性が高まるこの改革は、将来の選択肢を広げる大きな一歩と言えるでしょう。
会社情報
- 会社名
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株式会社ODKソリューションズ
- 住所
- 大阪府大阪市中央区道修町1-6-7北浜MIDビル
- 電話番号
-
06-6202-3700