故人の思い出を手元に、「Pearl Memory」サービスが誕生
近年、手元供養の方法としてさまざまなスタイルが誕生していますが、株式会社WataSelicaが提供する「Pearl Memory」は、その名の通り、故人の遺骨から誕生する真珠を使用したユニークな供養の形です。このサービスは、2025年10月7日から提供が開始されます。
サービスの背景
手元供養とは、故人のご遺骨を身近に置き、故人への思いを日々感じることができる供養のスタイルです。最近では、ミニ骨壺や遺骨を用いたアクセサリー、さらにはダイヤモンドに加工する方法など、様々な形が登場しています。これらは従来の墓や仏壇に代わる新たな供養の形として、多くの人に支持されています。
「Pearl Memory」は、その名の通り、遺骨をアコヤガイに託して真珠を創り出す手元供養の新しいアプローチです。このプロセスは、より多くの人々に故人との絆を感じさせることを目的としています。そして、ペットの遺骨を真珠に変える「真珠葬®」を手掛けるウービィー株式会社と提携し、真珠を用いた供養に関する専門的な技術と知識を得ています。
Pearl Memoryの特長
Pearl Memoryは、遺骨を通じて一つの真珠が誕生することにより、故人との新たなつながりを生むことを追求したサービスです。その過程は以下の通りです。
1.
遺骨の粉末化と真珠核の作成
ご遺骨を粉末状に加工し、ICチップ入りの真珠核にすることで、誰の遺骨から作られたのかを明確に管理します。
2.
核入れ作業
真珠養殖の専門家である清水多賀夫氏が、遺骨を託した真珠核をアコヤガイに挿入します。この作業は春と秋の二回にわけて行われ、それぞれのベストシーズンでアコヤガイを栄養豊富に育てるためのものです。
3.
アコヤガイの成長
核入れ後は、波が穏やかな場所でアコヤガイが体力を回復し、その後、成育用ネットへ移されます。ここで十分に養われたアコヤガイが、約1年の期間を経て大切な真珠を誕生させます。
4.
真珠の誕生
約1年後、遺骨を抱いた真珠が誕生し、専用のケースに収めてご家族の元へ届けられます。
この重厚で自然の力によって生まれる真珠は、故人それぞれの個性を宿しており、見る角度によって様々な色合いや表情を魅せてくれるのが特長です。
価格と申し込み方法
「Pearl Memory」は、共に幾つかの実施回があり、具体的なスケジュールとともにサービスを提供します。初回の受付は2025年10月7日から2025年10月15日までの間で、価格は385,000円(税込)です。礼を持った形で故人の思い出を側に感じたいと願う多くの方々にぜひ申し込みをお勧めしたいです。
まとめ
WataSelica社はこの新たな試みを通じて、日々を過ごす中で故人を身近に感じられる方法を提案しています。「Pearl Memory」は、思い出を真珠として手元に置くことで、故人との絆を深め、より穏やかな心で日々を過ごせることを願ったサービスです。今後、このような新しい供養のスタイルがさらに広がっていくことが期待されています。