日仏スタートアップ挑戦
2019-09-27 18:42:05
日仏のイノベーションを推進する新プロジェクトの共同議長に出井伸之氏就任
日仏の新たなイノベーションプロジェクト始動
2019年にスタートした「日仏 スタートアップ・クリエイティビティ・チャレンジ」は、フランスと日本の文化的背景やビジネスの違いを共有し、両国におけるイノベーションの創出を目指します。本プロジェクトは、フランス側の共同議長としてアンヌ・ロベルジョン(A.L.P社 CEO)が、そして日本側の共同議長にはクオンタムリープ株式会社の代表取締役ファウンダー&CEOである出井伸之氏が就任しました。
このプロジェクトは、日仏経済交流を深化させるための重要な取り組みとして、ラグビーワールドカップやオリンピック・パラリンピックなど、両国の文化イベントを通じた相互理解の深化が背景にあります。出井氏は、このプロジェクトによって新たなビジネスの機会が生まれ、日仏両国からユニコーン企業の誕生が期待できると語っています。
協働によるイノベーションの重要性
「日仏スタートアップ・クリエイティビティ・チャレンジ」は、さまざまな大企業、スタートアップ、インキュベーター、機関が集まり、共に解決策を模索することを目指します。これにより、両国のビジネス環境が相互に活性化し、独自のエコシステムが形成されることが期待されています。
この活動は2019年から2021年までの計画で進められ、今後さまざまな形で参加企業や機関を募ることになります。10月9日には、ヨーロッパ最大のインキュベーション施設であるSTATION Fにおいてローンチイベントが実施され、その後の具体的な展開についても発表が行われる予定です。
出井伸之氏のビジョン
出井伸之氏は、日仏経済を活性化するため、この新しいプロジェクトに関与することを決意しました。彼の経歴は、早稲田大学卒業後にソニーに入社し、さまざまな役職を経て代表取締役会長を務めた後、2006年にクオンタムリープを設立したというものです。出井氏は、アジア新興国の発展に注目し、今後のビジネスシーンにおける日仏協力の重要性を強調しています。
次なるステップ
プロジェクトは、10月10日には世界最大級のスタートアップイベント「BIG 〜 Bpifrance Inno Generation 〜」に参加し、出井氏が登壇します。これは、日仏経済交流の一環として行われる重要なイベントで、今後のビジネスチャンスを広げる場となるでしょう。さらに、クオンタムリープは、日本を起点としたスタートアップの支援育成に向けたエコシステムを構想中であり、2023年11月29日には虎ノ門ヒルズフォーラムにて正式な発表を予定しています。
新たなチャレンジが、日仏のビジネス界をどのように変革していくのか、非常に楽しみです。
会社情報
- 会社名
-
クオンタムリープ株式会社
- 住所
- 東京都港区赤坂9-5-12パークサイドシックス502
- 電話番号
-
03-5785-3968