新しい結婚式のスタイル「令和型ウェディングパーティ」が登場

新しい結婚式のスタイル「令和型ウェディングパーティ」

結婚式の形が新たに進化しています。最近注目を集めているのは、従来の結婚披露宴とは異なるスタイルの「令和型ウェディングパーティ」。この新しい形式は、参加者が新郎新婦の披露を受けるのではなく、むしろ一緒に楽しむことを目的としています。

令和型ウェディングパーティとは？

「令和型ウェディングパーティ」とは、特定の定型演出や形式に制約されることなく、カップルが自然体でゲストと過ごせるようなパーティ形式を指します。この新しいアプローチは、結婚式に対する先入観を覆し、自由に楽しむことができる場を提供することを目指しています。

従来の結婚式が「新人をゲストに披露する」ことに重きを置いているのに対し、令和型ウェディングパーティは「ゲストと共に楽しむ」ことを重要視するスタイルです。カップルとゲストの距離が近く、より和やかな雰囲気が特徴です。これにより、「披露されることが苦手」という理由で結婚式を躊躇うカップルの背中を押すことができます。

参加者の心理的変化

実際、結婚式に初めて参列した多くの人々が「自分も結婚式を挙げたい」と思っていたものの、参加後に「挙げない選択肢」を考えるようになったという調査結果もあります。特に、1〜2回の参列経験のある人々の中では、「注目されることや披露されることへの抵抗感」が大きな障害となっています。これを受けて、令和型ウェディングパーティは新しい選択肢として注目を浴びるようになりました。

メディアの協力で広がる新たな風

この新しいスタイルの推進には、ブライダルメディア「トキハナ」、「ウェディングニュース」、「ハナユメ」、「みんなのウェディング」の4社が共同で取り組みを行っています。これらのメディアは、令和型ウェディングパーティに対応する式場を簡単に見つけられるよう、アイコンを導入しています。さらに、公益社団法人日本ブライダル文化振興協会（BIA）でも専用のページを設けており、広く情報を発信しています。

対応式場の充実

現在、令和型ウェディングパーティに対応している式場は296会場に達しています。これらの式場では、見学時にカップルの希望を丁寧にヒアリングし、ニーズに合ったオペレーションを実施します。また、パンフレットも設置されており、参列者にも詳しい情報が提供されるようになっています。

自由な結婚式のあり方

令和型ウェディングパーティには、特定の決まった型や正解はありません。行き過ぎた形式での厳守をせず、むしろカップル自身が望むスタイルでの結婚式を支援することが大事にされます。この取り組みにより、結婚式の自由度が高まり、多様性が受け入れられる社会が実現すればと思います。

この新しい形式が普及することで、なかなか踏み出せなかったカップルたちが自分たちの理想の結婚式を実現できることを期待しています。「令和型ウェディングパーティ」は、みんなで楽しく過ごすことで、結婚式の新たな価値を提案しているのです。