Quantstampの日本進出
2019-02-25 12:20:57
サンフランシスコ発、Quantstampが日本市場進出とセキュリティ強化を発表
日本におけるブロックチェーンのセキュリティ強化
サンフランシスコを拠点に活動するテクノロジー企業、Quantstamp Inc.が、日本市場に本格的に進出することを発表しました。これに伴い、東京都渋谷区に「クォントスタンプ・ジャパン合同会社」を設立し、日本におけるサービスの充実を図ります。Quantstampは、ブロックチェーンやスマートコントラクトの安全性を確保するための評価や監査サービスを提供しており、その重要性は今後さらに高まっていくと考えられています。
イノベーションの推進
Quantstampは、Yコンビネーターからの支援を受けており、さまざまな高い技術力を持ったメンバーが集結しています。彼らはコンピューターを駆使した推論ツールを用いることで、大規模なブロックチェーンやスマートコントラクトのセキュリティ監査が可能です。これまでに900本以上の博士論文で引用されている実績もあり、業界内での信頼性は確立されています。
日本での正式な展開にあたり、Quantstampは新しいプロトコルの開発を進め、開発者たちが手軽にセキュリティ監査を行えるようにすることを目指しています。これにより、ユーザーにとってのブロックチェーンの信頼性が向上し、安全な取引が促進されることが期待されています。
大規模な投資と期待の声
Quantstampは、これまでに独自のソフトウェアを通じて、500億米ドル以上のスマートコントラクトに関連する取引の担保を行ってきました。2018年には、日本のプロサッカー選手である本田圭佑が関与するファンドや、複数の投資ファームからの支援も得ており、成長が期待されています。
特に、野村ホールディングスの八木忠三郎執行役員は、今後の金融業界におけるブロックチェーンおよびスマートコントラクトの重要性について言及しており、Quantstampの取り組みが期待されると述べています。
また、株式会社DGインキュベーションの三村泰弘取締役も、Quantstampのセキュリティサービスがスマートコントラクトの普及における最強の解決策であると評価しました。
未来に向けた展望
Quantstampは、国際的なブロックチェーンのアプローチにおいて、特にセキュリティ管理の強化に重きを置いています。巨額の取引が行われるBinanceや、多くの産業で必要とされるシステムのセキュリティを担保しており、毎日数十億米ドルも動いていることから、業界全体における影響力を持っています。
同社の日本進出は、国内のブロックチェーン技術の発展を促進し、企業や開発者に新たな機会を提供するものとなるでしょう。今後、Quantstampのブロックチェーンセキュリティの進展により、取引の安全性が高まり、ユーザーに信頼されるサービスが展開されることが期待されます。
会社情報
- 会社名
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クォントスタンプジャパン合同会社
- 住所
- 東京都渋谷区桜丘町12-10住友不動産渋谷インフォスアネックス1階
- 電話番号
-
090-9975-5858